香港国際空港近くの亜洲国際博覧館（Asia World-Expo, Hong Kong International Airport, Lantau, Hong Kong Tel: 3606 8828）で7月9日～12日、「ULTRA HEROES ACROBATTLE LIVE IN HONG KONG 2015」が開催される。

プロジェクションマッピングを取り入れたウルトラマンショー

　1966（昭和41）年に生まれ、約半世紀に渡って日本だけでなく香港の子どもも夢中させてきたウルトラマン関連の大規模イベント。香港では「超人」と書かれるウルトラマン。香港での放送は日本でのオリジナル版放送から時間的なずれはあるものの、歴代ウルトラ兄弟の放送は数多く放送されてきている。

　初代ウルトラマンは1960年代に無線電視（TVB）で放送された。帰ってきたウルトラマンはTVBが日本の放送終了後から約1年遅れで放送を開始したが、6年後は亜洲電視（ATV）の前身である麗的電視（RTV）で再放送されたこともある。日本人のように今では親子2代でウルトラマンを見てきたという香港人も少なくない。

　同イベントは1万平方メートルの広大な敷地を10のゾーンに分け、高さ6メートルのウルトラマンゼロ、ウルトラマンベリアル、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、バルタン星人、レッドキングなど20の歴代ウルトラマンと怪獣の像を展示したゾーンのほか、遊技場も設置。5枚の1セットのクーポンチケット（150香港ドル）を使い遊ぶことができるという。限定版のウルトラマンの模型を販売する場所などもある。

　ウルトラシリーズ唯一の悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」とウルトラ兄弟の戦いを描いた舞台も行われる。舞台では3Dプロジェクションマッピングの特殊効果技術を採用し、ウルトラマンらしい「特撮技術」をふんだんに使った舞台となる予定。

　12時、16時、19時開演（日によって異なる）、長さは1公演あたり1時間。入場料は展示場のみが80香港ドル。舞台は大人と子どもの区別はなく、VIP＝480香港ドル、チケットA＝380香港ドル、チケットB＝280香港ドル。チケットは、プレイガイドの通利琴行（Tom Lee）や香港チケッティングのウエブサイトで販売する。

　開催時間は11時～21時。