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ミス香港2015、本選に進む12人が決定。 候補者たちは本日東京から帰国

ミス香港、本選に進む最終選考に残った12人

ミス香港、本選に進む最終選考に残った12人

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 多数の俳優・タレントを輩出してきたミス香港(香港小姐競選/Miss Hong Kong Pageant)は7月2日、最終選考で本選に進む12人を決定した。決勝まで50日間の熱戦が繰り広げられる。

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 本年度は5月7日に募集が始まり、6月3日に締め切られた。多数の応募者の中から200人が書類選考に合格。6月11日に面接が行われ、134人の中から16人に絞り込まれていた。その後、集中レッスンを行った上で、本選に進む12人が選ばれた。

 選ばれた12人は以下の通り(左が漢字の姓名、右が英語名)。1. 麥明詩(Louisa)さん、2. 馬詩晴(Jessie)さん、3. 羅丹虹(Ann)さん、4. 厖卓欣(Ada)さん、5. 林凱恩(Iris)さん、6. 呉慧堯(Hayton)さん、7. 呉佩欣(Sylvia)さん、8. 程莉欣(Michelle)さん、9. 郭嘉文(Karmen)さん、10. 陳靜儀(Kristi)さん、11. 楊苡●(Amanda)さん、12. 朱嘉莉(Sunshine)さん。(●=さんずいに文)

 学生を中心に、販売、トレーナー、看護師として働く社会人もリストに並んでいる。TVBは決勝までの間、彼女たちに韓国でタレントとしての基礎訓練を受けさせる予定だったが、MERSの影響により急きょ、日本のモデルエージェント、映画会社などと契約。7月7日から1週間、東京でダンス、キャットウォークでの歩き方、化粧の仕方などを学んでいる。講師には俳優の杉浦太陽さん、モデルの青野楓さんなどを招いた。この様子は8月22日と23日に30分ずつ無線電視(TVB)の翡翠台で22時30分から放送される予定だ。

 TVBが主催するミス香港は40年以上前の1973年から始まったが、もともとは1946年に北角にあった麗池夜総会が主催で行われたのが起源。記念すべき最初のミス香港には李蘭が選ばれた(その後、映画女優となる)。イベントは一時休止したりするなど紆余(うよ)曲折があり1973年にTVBが引き継ぐ形で現在に至っている。香港芸能界に絶大な影響力を誇るTVBが主催のためタレント、女優への入り口として有名で、過去の優勝者は、李嘉欣(ミシェル・リー)さん、袁詠儀(アニタ・ユン)さん、徐子珊(ケイト・チョイ)さんなどが選ばれた。優勝はしなかったが張曼玉(マギー・チャン)さんといった大女優、胡杏児(マイオリー・ウー)さん、余詩曼(カーメイン・シェー)さんなど、今でも第一線で活躍するタレントを輩出してきた。勝者はミス・ユニバースやミス・ワールドの香港代表にもなる。

 参加資格は17歳から27歳の香港ID、香港特別行政区パスポートまたは香港の出生証明書保持者で、過去に2年連続で香港居住したことがあり、未婚で妊娠をしていないことなど。参加資格の変更や、今年は12人で争われる本選が過去には30人、16人など選ばれる人数が変わったほか、選考方法も審査員による投票、市民による投票など変遷してきた。

 テレビ視聴離れが進む香港でも、本選の2001年以降の平均視聴率は約24%、平均視聴者数は約170万世帯に上るなど依然としてミス香港への関心は高い。例年、決勝が行われるまで参加者の過去を暴露する記事が書かれたり、インターネット上で流出したりなど話題に事欠かないことでも知られている。そのため、香港人の間ではミス香港が決まるまでの間、名前のほか振り当てられた番号で覚えられることも少なくない。

 2015年の決勝は8月30日。日本から香港へ帰国後も、決勝までさまざまな企画が組まれていく。

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