仏パティスリー「ピエール・エルメ」の香港1号店が5月25日、中環のショッピングモールIFC(Shop 1019C, IFC Mall)にオープンした。
マカロンなどの人気で、本場パリをはじめ、日本やドバイなど、世界で27店舗を展開する「ピエール・エルメ」。「パティスリー界のピカソ」と称されるパティシエ、ピエール・エルメさんは、チョコレート、バニラ、イチゴなどのオリジナルフレーバーをはじめ、海塩(かいえん)やキャラメル、オリーブ、シガーなどのマカロンを発表してきた。
IFC店のデザインを手掛けたのは、人気インテリアデザイナーの片山正通さん。店舗面積8坪(約300スクエアフィート)ほどの店内には、ジュエリーショップを思わせるようなショーケースを配置し、マカロン(各25香港ドル)が並んでいる。アプリコット片入りクリームの「アラベスク」やローズ風味クリームの「アンフィニマン」、季節限定のフレーバー(以上25香港ドル)など、マカロンは1日10種類限定で販売し、日替わりで提供。
「さまざまな食材の味と香りを脳内でイメージし、新しいフレーバーのマカロンとショコラを生み出していくのがパティシエの仕事。お菓子作りの世界も、香水作りと同じだが、嗅覚のみならず味覚も重視している」とピエール・エルメさん。今後はジャスミン風味やバラとヨーグルト風味などのマカロンも発表する予定だという。
マカロンのほか、有塩バターキャラメル入りの「マカッサル」、ゴマ入りの「ウーブル・トア」などのショコラを販売。ショコラはボックスのみの展開で、8個入り195香港ドル、14個入り350香港ドル、25個入りで550香港ドル。店内ではエルメさんの妻がデザインしたカラフルなバッグ(3,900香港ドル)も販売。
営業時間は10時~21時。