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香港政府庁舎前の公園がバラで埋め尽くされる バレンタインに併せ

もともと韓国で始まったバラが敷き詰められたライトガーデン

もともと韓国で始まったバラが敷き詰められたライトガーデン

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 金鐘(Admiralty)の香港政府庁舎前にある添馬公園(Tamar Park)と中西區海濱長廊(Central and Western District promenade)に2月14日、2万5000本のバラが敷き詰められた「Light Rose Garden」が登場する。

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 日本のバレンタインデーは一般的に女性が男性に告白する日とされているが、香港では男性が女性をもてなす日となっている。香港人男性は交際相手の女性または妻のオフィスにバラを送ることから始まり、夜は高級レストランでディナーを食べるというのが流れ。バラの数は、1輪=「あなたがオンリーワン」、3輪=「愛している」、99輪=「永遠に一緒に」など、男性はその時の状況に応じて本数を決め、女性の働いている場所に送る。

 ライトアップのバラを敷き詰める同プロジェクトはソウルの観光地、東大門デザインプラザ周辺で行われたことが始まりで、観光客にも大きな話題となっていた。同プロジェクトの関係者や香港政府観光局の努力で開催にこぎ着け、準備には6カ月をかけたという。

 バラは天真、純潔といった花言葉がある白色で、7枚の花びらで構成される人工のバラ。防水加工され、花びらの中心部にLEDライトが組み込まれている。高さ70センチと80センチの2種類を組み合わせ、視覚効果を増大。3メートル四方に25本以上のバラを植える。

 バレンタインに合わせた2月14日~16日の第1フェーズはビクトリアハーバー沿いのプロムナードで行われる。対面の九龍側の景色を見ながら美しい夜景を見ることができるという。第2フェーズは元宵節(ランタンフェスティバル)に併せて20日~22日に行い、プロムナードすぐ横、政府庁舎のすぐ南にある添馬公園で展開。中環(Central)の高層ビル群を背景にした美しい景色を望むことができる設定にした。

 17日~19日はバラを移動させる期間だが、会場の一部は継続してオープンする予定。両会場の敷地面積は約1782平方メートルと巨大な展開となり、期間中は、観光客とカップルを中心に、バラと夜景を背景に自撮りするスポットとして話題を集めそうだ。

 PMQ、山頂(The Peak)にある山頂広場(The Peak Galleria)、銅鑼湾(Causeway Bay)のFashion Walkでは高さ28センチ、7枚の花びらで、USBを通じて充電可能な人工バラが100香港ドルで販売される予定。

ライトアップの時間は18時~23時(雨天中止)。今月22日まで。

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