香港国際空港をベースとする唯一のLCCである香港エクスプレス航空は3月29日、石垣、高松、鹿児島の3空港に就航することを発表した。大都市圏以外へのアクセスがさらに向上することに加え、成田線も10月から増便となることを明らかにした。
香港エクスプレスはソウル、プサン、寧波、台中、チェンマイ、ヤンゴン、プーケットなどに就航し、サイパン、グアムへのフライトも決まっている。その中で日本は、2015年に日本を訪れる香港人が過去最高を記録した背景から、日本路線への充実を図っており、日本だけでも羽田、成田、名古屋、関西国際空港、広島、福岡に就航している。
今回開設した新路線は、大都市圏よりも地方を訪れたいと考えている香港人のニーズを満たすもので、地方都市が故郷の香港在住日本人にとっても帰省する時の選択肢が広がる。石垣は6月16日から、高松は7月6日から、鹿児島は7月11日から就航する。
新路線開設に伴い、2016年3月31日までに同社ウェブサイトを通じて3路線のうちいずれかを予約した人を対象に、10%~40%引きにする特別割引運賃を行う。搭乗期間は、香港発は4月4日から2017年3月25日分就航分までだが、香港に向かう便はいずれも10月29日までなので注意が必要となる。
アンドリュー・コーエンCEOは「香港から高松と石垣を結ぶ路線においては香港エクスプレスが最初で、しかも私たちだけなのでとても興奮している」と話す。
香港-成田線は、4月は月、火曜・水曜・日曜が1日1便、木曜・金曜・土曜は1日2便など曜日によって便数が違うが、10月からは最低でも毎日1日3便と大幅に増便する予定。
石垣は週2便で6月16日から就航する。香港発:7時20分→石垣着:10時25分(木曜、日曜)、石垣発:11時15分→香港着12時20分(木曜)、11時00分→11時55分(日曜)。
高松へは週3便で7月6日から運航予定。香港発:15時15分→高松着:20時05分(火曜)、07時55分→12時45分(水曜)、15時25分→20時15分(日曜)。高松発:20時55分→香港着23時35分(火曜)、13時30分→16時10分(水曜)、21時00→23時40分(日曜)。
鹿児島は週4便で7月11日から運航予定。香港発:7時00分→石垣着:11時05分(月曜)、16時05分→20時10分(水曜)、10時50分→14時55分(金曜)、13時30分→17時35分(土曜)。鹿児島発:11時50分→香港着:14時00分(月曜)、20時55分→23時05分(水曜)、17時50分→20時00分(金曜)、20時00分→22時10分(土曜)。
スケジュールの詳細は政府認可申請中。