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「anan」香港特集号 佐々木希さんと同じポーズを決める謎の男、香港で夢かなえる

佐々木希さんと同じアングルの写真を撮影をするために、2度来港した東松さん

佐々木希さんと同じアングルの写真を撮影をするために、2度来港した東松さん

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 8月31日発売の雑誌「anan」の香港特集を手に、「表紙の佐々木希さんと同じポーズをするファンが来た」と取材を受けた店の間でうわさが広まっていた人物が9月16日、香港に再び現れた。香港特集号は佐々木希さんの表紙も話題となり、きらびやかな香港だけでなく離島なども幅広く紹介。「販売週が終わった後も売り上げが伸びている」と出版元のマガジンハウス(東京都中央区)担当者。

美都餐室でも佐々木希さんに負けずに物思いにふける顔

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 撮影場所を騒がせた東松寛文さん(28)は都内で広告代理店で働くサラリーマンで、ブログやフェイスブックを通じて「サラリーマンでも楽しめる旅行」を提案している。そんな東松さんが「佐々木希なりきり香港旅」で9月1週目に来港した際、希望通りに撮影できなかった場所が、インターコンチネンタル香港だった。表紙を撮影した場所に潜入したいと、電話窓口から果敢にアプローチしたが、願いかなわず直接ホテルを訪問して懇願したものの、丁寧に断られたという。しかしその一流ホテルの丁寧な対応をブログにアップすると、逆にホテル側から自社のスタッフブログに東松さんの出来事が「応援メッセージ」とともに掲載された。情熱はインターコンチネンタルホテルも動かし、撮影許可が下り、再来港となった。

 表紙の撮影はインターコンチネンタル香港の中でも最高峰のプレジデンシャルスイート。1泊130万円以上もする部屋でやや緊張の面持ちで撮影に望んだ東松さんは、香港の魅力を「コンパクトな街で僕にとっての撮影場所を探す宝探しをする途中に宝が落ちているような場所」と表現する。

 東松さんが海外旅行を始めたのは4年前。「海を渡れば違う価値観があること」に気付き、海外旅行の面白さを発見したからだという。「サラリーマンを否定するのではなく、むしろサラリーマンの人にも一歩外に出れば違う生き方があることを訴えていきたい」と東松さん。「一見バカなことのように見えるかもしれないが、バカでないとこんなことに情熱をもってできない。だから自分がやるべき」と使命感を持って訴える。「東松は日本では認識されにくいが、海外ではむしろトーマストーマスとスタバで名前を書いてもらうときにも困らない」と笑顔を振りまき、世界遺産よりもむしろ地元の人の生活に焦点を当てる。驚くべきは行動力だけでなく、事前の情報収集。限られた時間でどれだけ効率的に回るか、そして断られても別の楽しみをそこで見つけ現地の人と触れ合う。将来的には「日本から出たくないという若者も多いので、簡単に海外に出られるような環境を作り助けになりたい」とも。

 年末まではフル稼働で海外旅行を楽しみ、世界の各エリアの「サタデーナイト」に焦点を当てた内容に挑戦するという。「休みの過ごし方、サタデーナイトには現地の人のリアルが詰まっているから」と目を光らせ、会社のメンバーにも理解を得ながら、今後も旅を続けるようだ。

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