香港最大のクラフトビールフェア「Beertopia(ビアトピア)」が11月18日・19日の2日間、セントラルのハーバーフロント(中環海濱)で開催される。2012年に始まり今年で5年目を迎える同イベントには、世界から119のブルワリー、500種以上のビールが集結する。
「ビアトピア」は、カナダ人のジョナサン・ソー(Jonathan So)さんが香港で考案したイベント。2009年に仕事で来港したソーさんは、香港の飲食店で飲めるビールは大手ブランドのものばかりで、クラフトビールを扱っているバーも非常に少ないことが気になったという。「香港でもクラフトビールを飲める場所を増やしたい」という思いがきっかけとなり、クラフトビールフェアの開催を決意した。
同イベントへの注目度も年々増し、昨年は1万3000人が訪れるほどの賑(にぎ)わいをみせた。参加者の半数近くは、26~35歳の香港人が中心。次いで、18~25歳の若年層が続く。会場も前年度の開催から中環のハーバーフロントに移し、15万スクエアフィートのスペースを確保した。ジョナサンさんは昨年、勤めていたIT会社を辞め、今では香港のクラフトビール業界を盛り上げることに力を注いでいる。
2012年当時と比較すると香港のクラフトビール市場は大きな変貌を遂げ、当時1社だった香港クラフトビールブルワリーも年々増加している。現在は「Black Kite Brewery(黑鳶)」「City Brew(城釀)」「Gweilo Beer(鬼●●)」「Hitachino HK(常陸野猫頭鷹●酒)「Hong Kong Beer Company(香港●酒)」「Kowloon Bay Brewery(九龍灣?酒)」「Lion Rock Brewery(獅子山●)」「Lucky Dawgs Brewing Co.」「Mak’s Brewing(麥子)」「Moonzen Brewery(門神)」「Nine Dragons Brewery(九龍)」「Yardley Brothers」「Young Master Ales(少爺麥●)」の13社が香港で醸造所を構える。
同イベントには、13社66種をはじめ、日本からも20種のクラフトビールが登場予定だ。
昨年同様ライブバンドやDJのパフォーマンスをはじめ、ゲームなども開催。フードを提供するブースも増える予定。今年は水たばこを楽しめるエリア「シーシャガーデン」が新設され、幻想的にライティングされた空間の中でさまざまな種類のシーシャを体験できる。中環の有名カクテルバー「The Woods」が作る、クラフトビールの特別カクテルが飲めるブースも登場する。
開催時間は、18日=18時~23時、19日=12時~23時。チケットは285香港ドル~。公式サイトからも申し込める。
鬼●●=にんべんに老。口へんに卑 ●酒=●=口へんに卑。