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香港・梅窩の宿泊兼アウトドア施設「銀礦湾営」、大改修終え営業再開

改装したランタオ島の宿泊施設

改装したランタオ島の宿泊施設

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 香港遊楽場協会(The Hong Kong Playground Association=HKPA)は大嶼山(Lantau Island)の東部の梅窩(Mui Wo)地区にある宿泊兼アウトドア施設の「銀礦湾営(Silvermine Bay Camp)」(30 Tung Wan Tau Road, Mui Wo, Lantau Island, Hong Kong TEL 2984 7847 )の大規模改修を終了し、8月1日にソフトオープンした。

自然に包まれた梅窩の夕暮れ

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 HKPAは新宿泊施設のオープンに際し「Camp +」と銘打った。これは従来のキャンプを楽しめるだけではなくプラスアルファのサービスを提供するという点と、「Camp +」は「Campus」と音が似ているという意味も込めた。

 HKPAは青少年を対象に1952年に銀礦湾に設立された団体で、キャンプ、野宿、遠足、カヌーなど屋外活動を通じて「体」「智」「徳」などをより伸ばし、人間として成長してもらおうというのがコンセプト。現在は東涌(Tung Chung)にも施設を構える。新界(New Territories)に行けば香港でも自然があふれているが、実際の生活の中で自然に触れ合う機会はあまり多くないことから、HKPAは貴重な機会を与える場所と位置付けられ、特に夏休みの時期に人気がある。学校単位、クラス単位、サッカーチームやカンフー教室など民間の各教室単位でも貸し出しており、これらの団体がアクティビティーの一環として利用することも少なくない。

 施設名にもある銀礦湾は1862年、近くに山で白銀が発掘され銀山があったことによる。1896年には生産を停止したため短い期間だったが天然資源が乏しい香港では貴重な場所だ。現地まではトレイルとなっているため、跡地を訪れることができる。

 香港賽馬会(HKJC)の信託基金はHKPAの活動を評価し、2011年に2568平方メートルの土地にソーラーパネル、天文用の学習室、ボルダリングなどの設置ための資金を提供した。その中で老朽化していた宿泊施設の大改修も計画に含まれておりソフトオープンに至った。

 8人部屋(20室)、4人部屋(4室)、2人部屋(2室)など合わせて約180人を収容できるほか、キャンピングエリアもある。200~300人収容の大型ホール、屋外カフェ、会議室、多目的ルーム、ダイニングルームも完備。2019年には「アドベンチャー・パーク」がオープンする予定だ。外壁には香港に生息している66の動物が描かれるなど香港の自然を学ぶことができる配慮がある。

 料金は、8人部屋が12月~3月=1泊870香港ドル、4月~11月=1,040香港ドル。4人部屋と2人部屋は通年同料金で、それぞれ650香港ドルと420香港ドル。食事は朝食付きなら1人30ドル、昼食は45ドル、夕食は45香港ドルが追加で必要になる。宿泊しない利用も可能で(=付帯施設の利用のみ)、料金は30香港ドル。

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