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香港に「Don Don Donki」2号店 店のテーマは「祭」、駅直結のモールに

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 ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の東南アジア仕様の新業態「Don Don Donki」の2号店「Don Don Donki 海之恋本店(OP Mall Store)」(2/F, OP Mall, 100 Tai Ho Road, Tsuen Wan, New Territories, Hong Kong)が12月12日、MTR●湾西(Tsuen Wan West)駅上にあるショッピングモール「海之恋」(OP Mall Store)にオープンした。

香港に「Don Don Donki」はやくも2号店 店のテーマは「祭」、駅直結のモールに

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 同店は、食品の割合が全体の約65%を占め、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)」が香港のほか、タイ、シンガポールで進める業態。広さは2479平方メートル(約2万6700平方フィート)と尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある1号店のほぼ2倍の規模を誇る。●湾エリアを選んだ理由について、香港の店を運営する泛亜零售管理(香港)(Pan Pacific Retail Management (Hong Kong))社の竹内三善董事長兼社長は「香港で多店舗展開を想定しているが、そうなると必然と郊外店の運営を成功させる必要が出てくるため、この場所を選んだ」と話す。「弊社としては最大の大きさを誇る店でもあるので、『Donki 2.0』ではないが、ここが成功することが今後の新しいドンキの店づくりのモデルになっていくことを期待している」と続ける。

 店のレイアウトやコンセプトなどは香港人スタッフが中心となって作り上げた。「香港のドンキは、地元の方に支持してもらうためには香港人による店づくりが必要だと考えている。日本人スタッフもいるが、香港人がすることをサポートするという態勢にしている。店のテーマは『祭り』で、ポップアップ、インテリアなど香港人スタッフが本当に頑張って店づくりをしてくれた」と言う。店内には「祭」と書かれた大きなうちわやちょうちんを飾り、にぎやかさを演出している。

 レジはメインエリアに33台、コスメエリアに7台、フードコートに8台の計48台を並べ、客がレジでできるだけ列を作らないようにすることを意識した。レジの奥には「$10横丁」と名付けたゾーンを設置。かっぱ巻き、みそ汁、コーンスープ、お茶漬けなど全て10香港ドルで販売。ワンコイン感覚で気軽に味わってもらのが狙いだ。2020年2月を目指してフードコートの建設も進め、Pepper Lunch、北の坂、山頭火、Senriya、築地銀だこ、つけめんTetsuなど6店舗が店を構える予定になっている。

 食品については乳製品や冷凍食品を充実させた。お菓子、ジュース、総菜、野菜、果物、お酒などの商品ラインアップは1号店と大差ないが、店が大きくなったことで同じ商品が複数列にわたりズラリと陳列されるなどスケール感を増している。オープンに当たり、入り口では「恋みのり」(78香港ドル)、「ゆうべに」「紅ほっぺ」(以上99香港ドル)、「淡雪」(150香港ドル)など、熊本産のイチゴ各種を販売している。

 場所柄、ファミリー層が増え、生活用品、雑貨、ペット用品なども充実させた。「猫のおやつである『CIAOちゅーる』も人気だが、犬用の『いなばちゅーる』もある。こちらはほぼ独占という形で販売している」と竹内董事長は話す。

 営業時間は9時~翌1時。

 ●湾=草かんむりに全。

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