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香港に「すき家」進出 日本と同じ味を目指す、1号店は旺角にオープン

24時間営業でも行列が続く香港に進出した「すき家」

24時間営業でも行列が続く香港に進出した「すき家」

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 牛丼の「すき家」、丼とうどんを中心としたメニューを展開する「なか卯」など多様な外食チェーンを運営するゼンショーホールディングスは12月12日、旺角(Mong Kok)(G/F, 31 Argyle Street, Mong Kok, Kowloon, Hong Kong)に「すき家」の1号店をオープンした。

日本と同じクオリティを目指す牛丼

 年間220万人以上の香港人が日本を訪れるだけあり、すき家の知名度はすでに高く、開店前からネットなどで情報が拡散されるなどオープンが期待されていた店の一つだ。9時の開店の前から長い行列ができた。

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 すき家は1982年に創業し、現在はブラジル、タイ、マレーシア、メキシコ、インドネシア、中国本土などに約2,000店を展開している。今回香港に進出した理由について、香港ZENSHOの西川洋司総経理は「当社は世界にある約200カ国・地域の皆さんに安全で安心、そして安い価格で料理を提供し、貧困をなくしたいという思いがある。その一環として香港があったということ」と理由を話す。1号店を旺角にした理由については、「香港島だと、ハイソサエティーなところもあり家賃の価格なども上がる。香港の人口のマジョリティーは九龍側なので、ここに市場があるだけではなく、労働力の確保と言う意味でもこちらに決めた」という。

 労働力と言う意味でスタッフは、キッチン、ウエーター、皿洗いまで全てをこなすという。「香港は、キッチンはキッチンというように明確に仕事が分かれているが、当社は従業員が全ての仕事をこなせるというのがポリシーなので、面接時にもそれができるのかを確認してから採用している」と加える。

 米は、日本産のこしひかり100%で、牛肉は全てアメリカ産を採用し、料理は香港人の味に合わせるのではなく、完全な日本の味にしている。味や品質、サービスをしっかりと管理するため香港のパートナーと組むフランチャイズではなく直営で経営を行う。

 基本となる「牛丼」は、S=25香港ドル、M=29香港ドル、L=39香港ドル。「焼肉丼」は、M=39香港ドル、L=42香港ドル、LL=69香港ドルに設定した。香港の独自メニューとして「雙併丼(Combination Bowl)」を開発。これは牛丼と焼肉丼(M=58香港ドル、L=61ドル)、焼肉丼と焼鳥丼(M=72香港ドル、L=71香港ドル)など2つの丼を合わせたメニュー。日本で人気もあるカレーについては「牛肉カレー」(S=44香港ドル、M=48香港ドル、L=58香港ドル)など8種類を取りそろえる。

 香港は鍋文化が浸透しているため、15時から24時までは牛肉または豚肉、うどん、白菜、かにかまなどが入った「壽喜焼鍋(Sukiyaki Nabe Beef / Pork)」(60香港ドル)やスパイシー系の味を振った「香辣惹味火鍋(Spicy Nabe Beef / Pork)」(65香港ドル)を用意。そのため、テーブルには電気コンロを組み込んだという。

 24時間営業。