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香港、生活費が最も高い都市に 2年連続、大阪とシンガポールと並び

引き続き生活費の高さを見せた香港

引き続き生活費の高さを見せた香港

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 英経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は3月18日、生活費についてのリポート「Worldwide Cost of Living 2020」を発表し、大阪、シンガポールと並んで香港は2年連続で1位となった。

 同リポートは世界90カ国・地域にある130都市にある400の小売店で160アイテムを比較して算出した。食料、飲料、日用品、家賃、交通費、光熱費、家政婦、レクリエーションなどを細かく調査して算出したものだ。ニューヨークの生活費を100として、そこから各都市の生活費を計算している。

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 トップ10を見ると、1位になった香港、大阪、シンガポールは102。シンガポールと香港は前年とおなじ1位だが大阪は4つも順位を上げ、日本では、大阪が東京よりも生活費がかかるという結果になった。4位はニューヨークの100、5位はパリ、チューリッヒの99、7位がイスラエルのテルアビブが97、8位は東京とロサンゼルスの96、ジュネーブが95で10位にランクインした。最も安い都市はシリアのダマスカスの25で、香港の4分の1の生活費で済むことが分かる。

 1位に輝いた3都市のパンの1キロ価格を見てみると、香港は3.6米ドル、大阪は5.63米ドル、シンガポールは3.35米ドルだった。330ミリリットルのビールで比較すると香港は1.57米ドル、大阪が2.49米ドル、シンガポールが2.25米ドルとなり、香港の酒税がいかに低いことが分かる結果となった。

 男性用ビジネススーツでは、香港は1639.41米ドル、大阪が1483.82米ドル、シンガポールが1167.14米ドルで、女性のヘアカット料金では香港は112.88米ドル、大阪が55.63米ドル、シンガポールが96.01米ドルとなった。

 香港は過去10年の物価の推移も分かり、パンは10年前が4.48米ドル、5年前が4.31米ドル、2019年が3.91米ドル、2020年が3.60米ドルと年々下がってきているのがわかる。ビールは10年前が1.46米ドル、5年前が1.91米ドル、2019年が1.77米ドル、2020年が1.57米ドルとほぼ横ばいとなった。スーツは10年前が861.94米ドル、5年前が1599.91米ドル、2019年が1874.65米ドル、2020年が1639.41米ドルを記録。2020年は10年前とくらべてほぼ倍の価格にまで上昇している。女性向けのヘアカットでは10年前が64.52米ドル、5年前が58.06米ドル、2019年が112.10米ドル、2020年が112.88米ドルとなり、10年間で1.7倍にまで価格が伸びていた。ただし、2020年版のリポートは新型コロナウイルスが大きく広がる前に分析や編集を終えているとEIUは話しており、来年の順位は大きく変動することが予想されている。

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