香港で香川県知事がトップセールス-オリーブハマチを売り込む

オリーブハマチの刺身がメインの刺身盛り合わせ

オリーブハマチの刺身がメインの刺身盛り合わせ

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 香川県は香港にオリーブハマチをはじめとした県産品を売り込もうと10月24日、浜田恵造知事がトップセールスを行うため来港し、紅●のメトロポリスショッピングモール内の梁山泊(りょうざんぱく)でオリーブハマチの説明会と試食商談会を開催した。

法被(はっぴ)姿で県産品を紹介する浜田知事

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 オリーブハマチは抗酸化作用の強いポリフェノールの一種を含むオリーブの葉の粉をエサとして食べて育った養殖ハマチ。香港で「油甘魚」と書くハマチはもともと香港市民が最も好む魚の一つだが、このハマチはさっぱりとした味わいになるヘルシーさだけでなく、魚独特の臭みや血合い部分の色の変化に通常のハマチとの違いがあるという。会場ではオリーブハマチの生春巻きをはじめ、オリーブハマチの刺し身、車エビの天ぷらやうどんなど他の香川県の食材とともに関係者に振る舞われた。

 浜田知事は冒頭のあいさつで、「香川県はハマチの養殖を始めて80年になり、瀬戸内海で最初に養殖を始めた県である」と話し、同県にはこのオリーブハマチに使われる小豆島で採れるオリーブをはじめ、キウイフルーツや日本酒などたくさんの食の魅力にあふれた県であることを説明した。

 会場にはオリーブハマチの開発者でもある香川県産品振興機構の濱本俊策さんも出席し、香港関係者の前でオリーブハマチについて説明した。2007年に3000匹でスタートしたオリーブハマチは昨年の生産尾数は20万匹で、今年の目標は25万匹。着実に生産数字を伸ばしている。「オリーブの葉をエサにすることから、エサの確保も大変だが、昔は日本一の生産を誇っていた香川のハマチを何とかこのオリーブハマチというかたちで盛り上げていきたい」とも。

 昨年は60本のオリーブハマチが同店で振る舞われたが、今回の商談会を機に他のレストランでも扱ってもらえるように売り込んでいくという。同店では昨年に引き続き、年内いっぱいオリーブハマチ料理を展開する。

 ●は石へんに勘

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