香港国際空港をベースとする唯一のLCC「香港エクスプレス航空」が、1日1往復2便で始めた大阪便を12月7日より週末にかけて増便し、週11往復22便にする。同社が20日、発表した。
11月7日より香港-東京(羽田空港)便、21日より香港-大阪(関西国際空港)便を就航させたばかりの同社。スケジュールは、9時30分香港発、13時55分大阪着、戻りは14時50分大阪発、18時15分香港到だが、今回の発表により、香港からは水曜・木曜・土曜・日曜、大阪からは月曜・木曜・金曜・日曜のフライトが増便となる。増便になる8便のフライト時間は、香港20時30分発、大阪深夜0時55分着、戻りは大阪深夜1時50分発、明け方5時15分香港着。
香港エクスプレスのアンドリュー・コーウェン(Andrew Cowen)CEO代理は「大阪は香港人にとって人気がある場所の一つであるため、需要に合わせて増便を決めた。大阪は神戸や奈良、京都などの観光地も周ることができ、その便を魅力的な料金で提供できることを光栄に思う」と話す。
すでに就航している大阪便と比較すると到着後の交通機関に問題はあるものの、週末を利用した日本への渡航に便利なスケジュールになったともいえる。既にスタートした同時間帯運航の羽田路線は、低価格料金で高い搭乗率を維持しているといい、羽田に着くなりタクシー乗り場に走る人、明け方まで空港に滞在しゲームなどをして過ごす人など、さまざまなドラマが生まれているという。
既に同区間を運行するPeach (ピーチアビエーション)も9月~10月の週末は2往復4便に増便していたが、同路線は11月より1日2往復(4便)運航するなど競争も激化している。
香港-大阪間の料金は片道718香港ドル(同=約9,250円)。燃油サーチャージ代のみ別途必要。