カツ丼「かつや」香港進出1周年-低価格で市民の心つかむ

日本と同様、アメリカ産のチルドで運ばれる豚肉を香港の加工工場で下準備し、各店で揚げて提供する

日本と同様、アメリカ産のチルドで運ばれる豚肉を香港の加工工場で下準備し、各店で揚げて提供する

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 日本で約230店舗を展開し、1年で3店舗を香港に出店した日本国内最大のカツ丼チェーン「かつや」が11月29日、香港進出1周年を記念したスペシャル丼「滑蛋吉列三重奏」の提供を始める。内容はヒレカツ、メンチカツ、エビフライが載ったもので、日本でもフェアメニューとして実績があるもの。

海外の初店舗は日本からのブランドであることを強調するため内観、外観ともに日本を意識した造り

 「かつや」を運営するアークランドサービス(東京都千代田区)は、海外の地域統括本部としてArcland Service (HK)を設立してアジア市場におけるフランチャイズ事業を展開するが、香港市場については地元企業と合弁でHikari Arcland Food Serviceを設立し、香港・マカオでチェーン運営を行っている。店名は「吉豚屋吉列豬●專門店 Ca-Tu-Ya」。

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 香港は同社初の海外店舗で、日本と同レベルのクオリティーを保つため、日本の社員も頻繁に香港を訪れているという。1号店の九龍湾アモイプラザ内の「九龍湾店」、繁華街にある「旺角店」、寶琳駅近くの「将軍澳店」に店を構えるなど九龍半島のみで展開する。香港市場の客層は家族や学生同士、カップルでの利用など幅広い層が見られ、ファミリーレストランのような感覚で受け入れられているという。

 メニューもほぼ日本と同じで、かつ丼(梅=80グラムロース、45香港ドル)、同(竹=120グラムロース、59香港ドル)を中心に、ロースカツ定食(120グラム、65香港ドル)やカツカレー(梅=80グラム、55香港ドル)、同(竹=120グラム、69香港ドル)など。日本より若干割高だが、一般的な和食店と比較するとかなり割安な価格で提供する。

 香港限定のものはドリンク。健康志向の人が増える香港人の間でも揚げ物には抵抗があることから、オープン当初は日本と同じにしていたドリンクを大幅にテコ入れした。6香港ドルでセットにできるドリンクメニューとして、香港ローカルの菊花蜜特飲や香滑●茶など香港人にとってなじみのあるものを用意。香港人の間でも好評だという。ローカルニーズを踏まえ、うどんとのセットも用意する。

「この1年は住宅街を中心に出店してきたが今後は積極的に繁華街に出店していく予定」と香港法人のサムエル・チュウさん。すでに契約を済ませた香港島初の店舗となる「炮台山店」などを準備中という。

 1周年記念メニューは12月22日まで提供。九龍湾店の営業時間は11時30分~23時(土曜・日曜は11時~)。

 豬●=●は手へんに八。●茶=●は女へんに乃。