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香港の油塘に「イオンスタイル」新店 地元密着型で展開、火鍋用のスライス肉も充実

4店舗めのオープンとなる「イオンスタイル」

4店舗めのオープンとなる「イオンスタイル」

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 香港の油塘(Yau Tong)にある大型ショッピングモール「大本型(Domain)」に3月3日、4店舗目となる「イオンスタイル」(Shop 101, 102, 106, 107, 1/F., & 201, 202, 208, 2/F., Domain, 38 Ko Chiu Road, Yau Tong, Kowloon, Hong Kong TEL 3847 1888)が開業した。「商品やサービスを通して生活の『スタイル』を提案する」をテーマに、利用客が求める品ぞろえに合わせた売り場構成、「より専門性の高い」品ぞろえなども目指す。

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 イオン香港は1985年にジャスコとしてオープン。総合スーパー(GMS)の運営を中心に、現在GMS10店舗、独立系スーパー3店舗、Living PLAZA by AEONが51店舗を展開するほか、ダイソーの販売代理店として「DAISO Japan」14店舗、Bento Express by AEON(2店舗)なども運営している。広東省でもGMS24店舗などを展開する。

 イオンスタイルとしては、2016年に康怡(Kornhill)と黄埔(Whampoa)に2店舗をオープンした後、昨年8月に旺角(Mong Kok)に3店舗目を開業した。同施設はMTR油塘駅直結で、東区海底隧道(Eastern Harbout Crossing)のそばにあり、バスターミナルがモールの下にあるため交通の便がかなり良いこともあり、高い集客に期待する。

 油塘は、名前にある通り、元々は石油備蓄エリアだったほか、工場街として知られている。加えて、西貢(Sai Kung)と並ぶ海鮮料理の中心地である鯉魚門(Lei Yue Mun)の入り口として訪れる場所だった。

 MTR将軍澳線(Tseung Kwan O Line)が2002年に開通した後は住宅開発が進み、人口が増加。家賃も比較的低めのエリアであることから比較的若い家族が多く住んでいる。ビクトリアハーバーの東にあり、マンションから花火大会を望める場所としても知られる。駅の西側は埋め立て工事が進み、工場エリアの拡大を図っているほか、東区海底隧道すぐ北側は小高い丘になっているが、そこを切り開いて大型のマンション開発が進められており、今後の発展が見込まれている。

 店舗面積は4万6100平方フィートで、1階「生活百貨(Home Living)」と2階「超級市場(Supermarket)」の2フロアで構成する。1階のオーディオビジュアルのエリアでは、eスポーツが盛んな香港ということでゲーミング機器を充実させた。その隣にあるホームセンター「HOME COORDY」は、イオンのプライベートブランドとして展開する。香港は枕が良く売れることから、ラインアップを充実させた。玩具売り場はそれほど広くはないがSTEM教育など学習をテーマにした商品のほか、イオンオリジナルで開発した2階建てのバスのミニカーを数量限定で販売する。4月21日には室内の遊具施設「Molly Fantasy」もオープンする予定。

 2階のスーパーマーケットは「日本」を前面に押し出し、有機JASの認証を得た野菜や、香港人に大人気のイチゴ「あまおう」を陳列棚に並べた。カキ好きの香港人も多いことから生ガキのパックも販売する。肉もさまざまな部位や種類を販売するが、火鍋に利用してもらおうと牛肉のスライスに力を入れるなど地元密着のライフスタイルに合わせた商品展開を行う。

 オープンイベントとして「日清食品」ゾーンを設けた。「出前一丁」のほか、2020年に連結子会社化した湖池屋のスナック類など、日清食品グループとしての商品を幅広く取り扱う。

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