香港の太古駅直結のショッピングモール「シティープラザ(太古城中心)」(18 Taikoo Shing Road, Cityplaza, 2/F)に4月13日、大規模な改装を終え、フードコート「美食廣場Carnival」がオープンした。
中華・洋食・和食・タイ料理を網羅し、日本のクロワッサン店など14店を集積する。一部の店を除いて注文は集中レジで行い、支払い後、番号を受け取って各カウンターに取りにいく仕組み。運営は「GLOBAL LINK Group」で、觀塘のAPMに同様のフードコートを出店し、同業態2店舗目となる。
入り口付近に店を構えたのは、日本の果物を中心としたカットフルーツとジューススタンドを展開する「Sun Fresh Japan」。日本産の果物を使ったイチゴジュース(60香港ドル)、デコポンジュース、シャインマスカットジュース(以上50香港ドル)など9種類のジュースをフレッシュで提供する。他にもカップに入れたカットフルーツを販売し、パイナップルやキウイ、イチゴをミックスした水果杯(大=35香港ドル、小=25香港ドル)も並べる。ミカンやイチゴ、キンカンなど1種類をパックしたものもある。ほかにもゼリー類や贈答用の果物の詰め合わせなどもそろえ、イートインのほか、果物などを贈ることも多い香港市場に合わせたコーナー作りを行う。
タイ料理「●泰家」はタイのミシュラン掲載店で、パッタイ「焼鶏妙金邊粉」をはじめ、骨なしの「無骨海南鶏飯」(以上78香港ドル)やグリーンカレー「青●●炒飯」(68香港ドル)など、タイの定番料理を提供する。
「壽司(すし).海鮮丼(Sushi.Donburi)」は、丼メニューを3段階(68香港ドル・98香港ドル128香港ドル)で用意し、サーモン丼やまぐろ丼、炙(あぶ)り海鮮丼、ねぎとろまぐろ丼、特上角切り海鮮丼などを用意する。
パン店は2店が入居。觀塘の同プロジェクトにも参画する「ミニヨン(il FORNO del MIGNON)」は博多発祥で、25年以上続く日本のクロワッサン店。もう一店は「100%日本のパン」をうたう、日本から直送したパンのセレクトショップ的な位置づけで展開し、「神戸屋」のパンも並べる。「シナモンロール」「十勝あずきの粒あんぱん」「黄金ブレッド」などを並べた。
「●室」と看板が掲げられた香港ローカルフード店は、日清食品の出前坊やを店頭や仕切り、メニューにあしらい、香港で人気の「出前一丁」のヌードルセットをメインに展開する。麺はオリジナル味、麻辣味、黒こしょう豚骨「黒蒜豚骨味」から選ぶことができ、サテーソースに卵を載せた「秘製沙●牛肉麺」(52香港ドル)や、2種類の具を選べる「雙併一丁1.0」(48香港ドル)、カツを載せた「吉列雙併一丁」(58香港ドル)などを終日オーダーできるようにした。夜のメニューは曜日ごとにメニューが異なり、ボリューム感のあるメニューも用意。「麻婆豆腐」やレモンソースのチキン「西檸鶏」、ナスとひき肉の「魚香茄子」などを68香港ドルで用意し、毎日4メニューをそろえる。
もう一つの香港ローカル店は「米線」と呼ばれる米でできたヌードルメニューを中心に展開する「九頭鳥」。スープは6種類から選ぶことができ、30種類以上の具材を組み合わせてカスタマイズできるのが特徴。サイドのスナックメニューも鳥の手羽「覇王鶏翼」(3個、29香港ドル)、ゆで豚肉にニンニクソースをかけた「蒜泥白肉」(35香港ドル)なども用意する。
「Fresh Kitchen」はサラダをカスタマイズしてオーダーできるブランドで、グリーンの葉に3種類~5種類(79香港ドル~99香港ドル)の野菜やパスタを組み合わせることができる。
ほかにも「銀だこ」や、うどんメニューで展開する「俺流うどん Oreryu Udon」、カツを展開する「俺流カツ Oreryu Katsu」、天ぷらの「俺の天」、明太子パスタなど和風パスタやオムライスの「L.D.K. by Ufufu」や觀塘の人気店で終日点心を提供する「點心工房」なども出店。
営業時間は11時~21時(一部店舗によって異なる)。
●=巾へんに白、●=にすいに水、●、父かんむりに多、●=口へんに加、口へんに厘。