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香港・灣仔にローマのピザ店「Alice Pizza」 好みで切り分けスタイルで

長方形を基本にお好みの量をオーダーできるピザ

長方形を基本にお好みの量をオーダーできるピザ

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 灣仔で多くのショップや観光客も行き交う皇后大道東に9月12日、ローマ・パン・ピッツァをテイクアウトを中心に展開するイタリアのピザチェーン店「Alice Pizza」(G/F, 92 Queen’s Road East, Wan Chai, Hong Kong)がオープンした。アジア初の店舗となり、香港での展開は、高級ブランドやラグジュアリーブランドのアジア展開を受ける「ブルーベル・グループ」が手がける。

店内でも飲食できるスペースも用意

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 現在、イタリア国内外に約200のピッツェリアを展開する同チェーンは、ドメニコ・ジョバンニーニ(Domenico Giovannini)さんが1989年、ローマ中心部のバチカン市国の外れにあるデッレ・グラツィエ通りで創業した。イタリア産の小麦粉、エクストラバージンオリーブオイル、最小限のビール酵母を使い、創業以来変わらないレシピで作る。創業時から、ローマ風の生地を改良し、イーストの量を10分の1に減らして「より軽く、よりクリスピーで、ヘルシーなピザを愛する現代人に向けたピザに反映させた」という。

 歴史をひもとくと、外出先で働く人たちが屋台で食べていたピザを、手軽に買えて食べやすい「アル・タリオ」スタイルにしたことで広がった同ブランド。大きな長方形の焼き型に入れてオーブンに入れ、10分以内に「アル・タリオ」(切り分けた量り売り)で提供する。1989年の開店以来、700万キロのピザを販売し、イタリア初のピザチェーンとなった。現在はイタリア全土で展開する。

 白いレンガの壁と、高い天井からつるされた黒い金属フレームの照明が、香港店の明るく現代的な800平方フィートのインテリアを彩る。アリス・ピザのシグネチャーである緑・白・赤のネオンとインスタ映えする壁が、「色彩とインタラクティブな要素を提供している」という。調理室の窓からは窯の動きが見え、明るい色調の木材で縁取られた白い大理石の長い天板のカウンターには、その日のフレーバーを並べる。持ち帰りやデリバリーを中心にしながらも、最大28人が窓の前壁に並んだテーブルで食事をすることができる。

 定番の味から、ベジタリアンやビーガン向けまでの幅広いメニュー、15種類近くのトッピングを用意しショーケースに並べる。カテゴリーは「イタリアントラディッショナル」「シグネチャー」「ビーガン「ベジタリアン」「スイート」の5つ。伝統的なメニューでは、「CARBONARA(カルボナーラ)」(100グラム、38香港ドル)、17カ月熟成のパルマ産生ハムとモッツァレラが主役の「PARMA (パルマ)」(同、45香港ドル)、シグネチャーでは、エビとレタスとトマトを載せた「GAMBERETTI(ガンベレッティ)」(同、32香港ドル)、トマトとスモークサーモンを載せた「SALMONE(サルモーネ)」(同、38香港ドル)など。甘いピザは1種で、ヘーゼルナッツのペーストに砂糖やココアなどを加えたチョコレートクリーム「NATELLA(ヌッテラ)」を用意した。

 オーダーはまず、ピザとサイズを選び、重さを量って金額を提示。具材などで異なるが、約100~150グラムの長方形サイズのピザが5つ程度入る大きな箱と小さな箱の2種類に入れて提供する。

 営業時間は11時~22時。

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