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香港に焼き立てミルフィーユ「ガリゲット」進出 銅鑼湾に1号店

オープニングには在香港日本国総領事館の岡田総領事(大使)、エイムグループの志賀栄太郎代表取締役らが出席した

オープニングには在香港日本国総領事館の岡田総領事(大使)、エイムグループの志賀栄太郎代表取締役らが出席した

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 日本国内で展開する焼き立てミルフィーユの専門店「ガリゲット(GARIGUETTE Napoleon Mille-presse)」(Fashion Walk ,Shop D, G/F, , 42-48Paterson Street, CWB)が9月9日、香港に1号店をオープンした。海外初店舗となり、フランチャイズで展開する。

店内はオープンキッチンで、焼き上げから完成までの様子を見ることができる

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 「ナイフとフォークで食べる」ミルフィーユを、片手で食べられるワンハンドスイーツ「ミルプレッセ」として販売する同店。発酵バター使用のパイ生地を特注のプレスマシンで焼き上げることで、「より香ばしい香りとサクサクの食感が楽しめる」という。国内では2021年に1号店を東京・表参道にオープンし、大阪、京都などに展開する同ブランドが初の海外出店地として香港を選んだ。

 銅鑼湾のファッションウオークの路面にオープンした同店は、オープンキッチンで作る様子が見られるようにするほか、窓際に約20人が座れるスペースも用意した。

 焼く前の生地の直径は14センチ。北海道発酵バター100%で仕上げたパイの生地は生の状態で日本から輸入し、店舗内で高温短時間で焼き上げることで「より一層フレッシュで香ばしい薫りに仕上がる」という。

 特製カスタードクリーム「クレームドリュクス」とイチゴで仕上げた「NAPOLEON(ナポレオン)」(165香港ドル)は、香ばしく焼き上げたアーモンドのパイ生地にカスタードクリームとイチゴを載せるが、宮城や長野、栃木県産などのイチゴも含めて日本から輸入するため、日本よりも高い価格に設定する。ほかにも、フランス産の栗を使ったモンブランクリームとカシス「Chataignes&Cassis(シャティ&カシス)」(155香港ドル)、アールグレイの紅茶クリームにアプリコットコンポートを組み合わせた「Earl Gray& Abricot(アールグレイ&アブリコ)」(145香港ドル)など日本と同じメニュー8種類を用意した。これらのメニューは2種類を組み合わせる「ハーフ&ハーフ」でもオーダーできる。これに香港限定として、香港ミルクティーとマンゴーをかけ合わせた「香滑●茶忌廉芒果」(168香港ドル)もラインアップに加えた。

 セイボリーアイテムとしては、ハムにチェダーチーズとモッツアレラチーズの2種類を組み合わせ、ジャガイモのピューレを使った「Jambon & Fromage(ジャンボン&フロマージュ)」(148香港ドル)やスモークサーモンとアボカド、オニオンをサワークリームで仕上げた「Salmon & Avocado(ソーモンフュメ&アボカ)」(168香港ドル)など4種類を並べる。

 ドリンク類もコーヒー紅茶に加え、セイボリーにも合わせやすいように、コーンスープやジャガイモのスープ(以上38香港ドル)なども用意した。「ミルプレッセ」とセットでのオーダーは5香港ドル割引く。

 同ブランドを展開するエイムグループの志賀栄太郎社長もオープンに合わせ来港。香港の位置づけについて、「香港も非常に日本と似ているところが多い。街が成熟している」と話し、「台湾や韓国などアジア展開の話を頂く中で、初の海外店舗を香港にオープンすることができた。香港は情報発信の意味でも大事なマーケット。今後も海外展開を中心に広げていく」と続け、「いつかは当ブランドの商品をフランス現地に持ち込んで勝負できたら」と意気込む。

 営業時間は12時~20時。

 ●=女へんに乃。

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