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香港に炭火焼ハンバーグ専門店「挽肉と米」初進出 オープン日には行列も

香港・ifcに「挽肉と米」が初進出、ハンバーグを焼く創業者の山本昇平さん

香港・ifcに「挽肉と米」が初進出、ハンバーグを焼く創業者の山本昇平さん

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 日本の炭火焼きハンバーグと米の専門店「挽肉(ひきにく)と米」(Shop No. 4011, Podium Level 4, ifc mall, Central)が5月7日、中環のショッピングモール「ifc」にオープンした。

オープン初日、開店前から整理券待ちの長蛇の列ができた

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 香港初進出となる同店は、「牛角」「THE MATCHA TOKYO」など日本ブランドのFC展開も行うLHGroupが経営する。オープン初日は朝7時ごろから整理券を求めて列ができ、開店の11時には当日分の整理券の人数に達した。

 東京・吉祥寺で2020年に1号店をオープンした同ブランド。現在は国内4店舗に加え、海外にも積極的に展開し、台湾や韓国にもFC展開している。

 ifcの中でもビクトリアハーバーを望む開放的なロケーションにある同店の店舗面積は約50坪。店内には、炭火の焼き場を囲むように28席のカウンター席を設けた。いずれの客席からもハンバーグを焼く様子を見ることができ、ライブ感のある設計が特徴。

 LHGroupは「挽肉と米」の香港展開に当たり、コンセプト、店舗デザイン、メニュー、レシピなど、「全てにおいて日本と変わらないクオリティーを完全に再現することにこだわった」という。創業者の一人で、日本で「山本のハンバーグ」なども手がける山本昇平さんと日本のチームもオープン約1カ月前から香港に入り、香港のチームと共に入念な準備を重ねたという。

 ブランドのコンセプトは「ひきたて、焼きたて、炊きたて」の「3たて」。「ひきたて」は、毎朝、店舗でひく国産牛100%のひき肉を使う。「焼きたて」は、客の目の前で、それぞれの客の食事スピードに合わせてハンバーグを焼く。「炊きたて」は、大きな4つの羽釜をで継続的に米を炊くことで常に炊きたての米を提供する。

 メニューも日本と同様、「挽肉と米定食」(138香港ドル)のみに絞った。定食には、ハンバーグ(1個90グラム、3個まで)、白米(お代わり自由)、みそ汁、生卵1個、大根おろし、自家製ポン酢が付く。「1個目はシンプルにそのまま、2個目はおろしポン酢で、3個目は生卵と共に」を「お勧め」の食べ方としている。

 追加料金(35香港ドル)で、ハンバーグをさらに追加注文することも可能。白菜の梅酢漬け、食べるしょうゆ、青唐塩レモンなど、各席に用意した8種類の自家製調味料を自由に組み合わせることで、味の変化も楽しむことができるようにした。サイドメニューは、牛ひき肉のポテトサラダ(35香港ドル)とキムチ(35香港ドル)を用意した。

 現在は予約不可で、当日11時から整理券を配布しているが、6月からオンライン予約の導入も検討している。

 山本さんは「当ブランドは1号店を出店するよりも前の初期段階から、海外展開を視野に入れながら入念に企画してきた」という。香港での複数店舗展開も検討しているほか、欧米やアジアなど、さらなる海外展開もすでに検討を進めている。「今回、ifcという香港の中でも一等地となる場所に出店できたことは海外展開に向けていいアピールになる」と香港進出の意義を話す。

 「日本のハンバーグの一ブランドではなく、シズル感あふれる演出とできたてにこだわる独自の世界観を、香港の多くの方に楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は11時~22時。

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