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「香港国際ドラゴンボートレース」開催へ ドローンショーや飲食屋台も

端午節の風物詩「香港国際ドラゴンボートレース」

端午節の風物詩「香港国際ドラゴンボートレース」

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 香港政府観光局(HKTB)と中國香港龍舟總會(HKCDBA)は共同で6月15日・16日の2日間、「2024 香港国際ドラゴンボートレース (Hong Kong International Dragon Boat Races)」をビクトリアハーバーで開催する。

大会恒例の仮装レース「Fancy Dress Race」も開催

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 ドラゴンボートは文字通り、竜の頭と尾が装飾された手こぎの船で、大きな太鼓を載せているのが特徴。「ドラゴンボートレース」の香港での開催は1976年、旧暦5月5日に当たる「端午節」に、●箕湾(シャウケイワン)でローカルのチームと長崎県のチームが競ったことが始まりとされている。その後、国際的スポーツへと発展し、香港は近代ドラゴンボートレースの発祥地として知られるようになった。今では香港の毎年夏の風物詩となっている。

 会場は昨年同様、今年もビクトリアハーバーの尖沙咀(Tsim Sha Tsui)イーストプロムナード沖で、尖沙咀東~星光大道(Avenue of Stars)間の約500メートルがコースとなる。観戦エリアは、アベニュー・オブ・スターズのブルースリー像周辺から九龍シャングリラホテルの前周辺までで、日陰のある席も用意する見込み。

 地元香港を中心に12の国と地域から170以上のチームが参加し、17レースが開催される。今年の参加国・地域数とチーム数は、どちらもコロナ禍後5年ぶりに開催された昨年を上回り、香港、中国本土、マカオに加え、シンガポール、日本、UAE、タイなど、多くの国や地域から約4000人が参加する。

 主要な賞金レースは4レースで、1位=1万米ドル、2位=5,000米ドル、3位=3,000米ドルのほか、第4位(2,000米ドル)~第9位(600米ドル)を用意。性別や年齢に合わせたレースを行うほか、大会恒例となっている各チームがユニークなコスチュームを身に着ける「Fancy Dress Race」なども予定する。準決勝、決勝、表彰式の模様はRTHK TV32で生中継する。

 今年はレースと連動して、さまざまなイベントも開催。レースの観覧エリアとなる尖沙咀のアベニュー・オブ・スターズでは6月8日~7月1日、「LINE FRIENDS Hong Kong Summer Chill」を開催。ドラゴンボート選手に扮(ふん)したLINEフレンズのキャラクターと写真を撮ることができる撮影スポットを設ける。6月8日~16日は、同じくアベニュー・オブ・スターズに飲食屋台が並ぶイベント「Summer Chill Food Lane」も開催。観客がレースを応援しながら飲食も楽しめるよう、屋台では香港のクラフトビールやミルクティーなどの冷たいドリンクやスイーツなどの軽食も販売を予定する。

 端午節の祝日である6月10日20時から、ドラゴンボートフェスティバル(端午節)をテーマにした約10分間のドローンショーを開催し、レース初日6月15日の20時からは、イベントを昼から夜まで盛り上げる要素として花火ショーも行う。いずれも会場は湾仔のハーバーフロント沿いで、会場の観覧者向けに、両日とも香港政府観光局が無料のアイスクリームを提供する。

 開催時間は、15日=8時~19時、16日=8時~18時。入場無料。

 ●=竹かんむりに月。

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