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啓徳体育園零售館内に「ジョイポリススポーツ」 ダイニングエリアも併設

香港店用に開発された競馬のゲームも

香港店用に開発された競馬のゲームも

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 啓徳(Kai Tak)にソフトオープンした「啓徳体育園零售館(Kai Tak Sports Park Mall)」に12月20日、スポーツをテーマにしたアミューズメントパーク「JOYPOLIS SPORTS Hong Kong」(G/F to 4/F, Health and Wellness Centre, Kai Tak Sports Park, Kai Tak, Kowloon City, Kowloon)が開業した。

12月20日に開催されたオープニングセレモニーの様子

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 これまでも上海、広州などにライセンス契約として「JOYPOLIS」があるが、新業態であるスポーツをテーマにしたエンターテインメントブランド「JOYPOLIS SPORTS」としては海外初出店で、旗艦店となる。スポーツを楽しめるアトラクション以外にもレストラン&バーも併設し、長時間にわたり滞在できる施設に設計した。

 CAセガジョイポリスは、セガのエンターテインメントパーク事業部が独立した企業で、香港に拠点を構えるCA Cultural Technology Groupのグループ会社に当たる。ジョイポリススポーツとしては仙台、北九州に次ぐ3店舗目となり、香港はSupreme Joy Limitedが運営に当たる。

 施設内は5フロアで構成し、面積は3万平方フィート。3つのテーマから成る。「忍者道場(Ninja Dojo)」は日本忍者協議会公認の手裏剣を使ったダーツや2チームに分かれて相手を倒すアトラクションなどがあり、「忍術や武道、忍具の訓練を通じて、爆発力と反応速度を鍛え、運動能力と知恵を試すトレーニングを体験することができる」という。

 「超音鼠競技場(SONIC Stadium)」は、セガが抱える強力なIPであるソニック・ザ・ヘッジホッグをテーマにしたスタジアム。敏しょう性に関係するゲームが中心。「ソニックスピンバトル(SONIC Spin Battle)」は、ダッシュや体を回転させながら障害物を突破するゲーム。「ソニックアスレチックス(SONIC Athletics)」は、単なるアスレチックではなく、相手との競争しながら、テーマに合ったアスレチックを克服していく。2歳~11歳を対象にしたゾーンも設け、小さな子どもから大人まで一緒に遊べるようにした。

 「未來運動館(FUTURE ARENA)」は、香港店用に開発された「世界トップクラスのゲーム開発者が手がけた」という先進的なスポーツゲーム。「香港レーシング・レジェンド(HK Racing Legend)」は、2024年に引退した名馬、ゴールデンシックスティの名前を冠したゲームで、馬の形をした機械にまたがり、自ら騎手となって競馬をする通信ゲーム。「ヴァロ・クライミング(Valo Climb)」は、ロッククライミングにARを掛け合わせることでゲーム性を高めた。

 最上階にある「餓虎藏龍(Hungry Tiger Hidden Dragon)」は、デザイナーKeo W.さんによる、運動要素と人気IPを合わせたレストラン&バー。店名は周潤発(チョウ・ユンファ)さん、章子怡(チャン・ツィイー)さんらが出演し、アカデミー賞で4部門を獲得した「グリーン・デスティニー」の中文と英語のタイトル「臥虎蔵龍(Crouching Tiger, Hidden Dragon)」をもじったもので、「遊び心も演出する」という。

 半屋外のダイニングエリアもあり、店舗からスタジアム内を一望できる。料理は西洋と日本のスタイルを融合したフュージョン料理を提供。スポーツを意識し、高タンパクメニューやベジタリアンに向けのメニューも取りそろえる。夜はバーに変身し、ワイン、カクテル、軽食が楽しめるようにした。場所はメインスタジアムから徒歩2分の場所にあり、香港セブンズなどの大型スポーツイベント後の集客も狙う。

 チケットは、「Klook」「KKDAY」で販売するほか、会場1階のチケットカウンターでも取り扱う。制限時間は120分で、平日=大人320香港ドル・子ども260香港ドル、土曜・日曜・祝日=同360香港ドル、同300香港ドル。ソニックのみの入場券もあり、平日・祝日のほか60分と120分チケットなどがあり、100香港ドル~298香港ドル。

 営業時間は、ジョイポリススポーツ=10時30分~20時30分、餓虎藏龍=12時~22時(月曜~水曜、日曜)、12時~翌2時(木曜~土曜)。

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