
香港の銅鑼湾の中心部から少し外れた希雲街に3月24日、ソロしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「狸小路(Tanukikoji)」(Shop 4, G/F, Haven Court, 128-138 Leighton Road, Causeway Bay TEL 84023972)がオープンした。
北海道にこだわったすき焼きセット、肉類は十勝産黒毛和牛と北海道産米豚を選択可能
ソロしゃぶしゃぶまたはすき焼きのカスタマイズセットを据えたメニューは、カウンターと2人用の席などを中心に、全25席のこぢんまりとした店内でカジュアルに利用できるスタイルで提供する。1人用でそれぞれのテーブルにIH調理器が埋め込まれ、カウンターの内部には肉のスライサーもあり、スライス仕立ての肉を提供している様子も分かるようにした。同店では「北海道産の和牛や豚肉など、肉にこだわったソロしゃぶしゃぶ、ソロすき焼きで差別化を図る」という。
しゃぶしゃぶセットやすきやきが基本的なセットメニュー。内容は、最初にスープのベースを選び、前菜、野菜バスケット、つけダレ、北海道米を炊いたご飯、またはうどんかラーメンを選び、一口デザートもセットになっている。QRコードを読み取り、希望を入力していく。
肉類は北海道産にこだわり、十勝産黒毛和牛と北海道産米豚から選べる。飼育期間28~32カ月の十勝和牛は「霜降りがありながらも、脂っこくなくさっぱりとした味わいが特徴」だという。A4和牛赤身(130グラム=178香港ドル、190グラム=208グラム)、A4和牛霜降り(同=218香港ドル、同=248香港ドル)、A5サーロイン(同=248香港ドル、同=298香港ドル)を選ぶ。サービス料は含まれている。豚肉メニューも158香港ドルから用意した。
肉類の違いでセットメニューの金額が異なり、これにさらに肉を追加することもできる。例えば赤身は50グラム=45香港ドル、霜降りは50グラム=55香港ドル、豚のポークベリー(猪五花)50グラム=35香港ドル、ポークの肩ロース(豚肩)50グラム=35香港ドルなど。
すき焼きは自社で特製のタレを作り、鍋にまず牛脂を敷いて、タマネギを炒める。生卵も用意し、日本と同じようなすき焼きの手順で食べることができる。ほかに、北海道に焦点を置いたスープは5種類を用意。北海道産カキだし(20香港ドル追加)、北海道伝統カレーだし、北海道特製3.6牛乳だし、北海道産昆布とかつおだし。どのだしも北海道産の食材と「一番だし」を使う。毎日80食限定で提供するスープのベースは、「北海道産ウニスープ」は追加58香港ドルが必要となるが、ウニ好きが多い香港に向けて、北海道利尻・羅臼・奥尻島の旬のウニを使い、北海道産の利尻昆布、日高昆布とかつお節を使った「一番だし」で毎日炊き上げる。
営業時間は12時~22時。