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香港で「試食」に焦点を当てた展示会 初の灣仔開催、規模も2倍以上で

来場者は各ブースで提供する試食や試食用価格で提供するアイテムを吟味

来場者は各ブースで提供する試食や試食用価格で提供するアイテムを吟味

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 香港で、食品の試食や販売を展開する「香港國際試食節」が4月18日、湾仔の香港コンベンション&エキシビションセンターホール3BCDで開幕した。主催は展覽集團(Exhibition Group)で、30カ国・地域から1000以上の食品ブランドの食品をその場で試食でき、特別価格で販売する。HKCECでの初開催となるほか、規模も2倍以上に拡大し、世界の特産品、食材、食品、ギフトなどを一堂に集めた。

蜂蜜を天板からすくって試食するブースも

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 同フェアの特徴について、主催者は「来場者がその場で試食し、安心して買い物ができること。香港の展示会業界に全く新しい消費体験を生み出し、消費者にこれまでにないショッピングの機会を提供する。一度に味覚と財布の両方を満足させる」とうたう。

 今回は「Global Gourmet(グローバル・グルメ)」をテーマに、海外食材としては、韓国のサプライヤーがさまざまな加工品を紹介・販売するほか、初進出のインド企業がインドカレーだけでなくブラウニーなどのスイーツを紹介するなど、ビジネスのきっかけを作ろうとする動きも見られた。

 一般来場者に向けては、1皿1香港ドルの魚のつみれボール、1本10香港ドルの赤ワイン、1個無料のドリアンなどの特典も用意。ブースでは電気調理器などを用意し、水に戻した干しナマコをオイスターソースで炒めたり、アワビ缶の試食を提供するなど中華の高級食材を扱う店などがあったりしたほか、台湾発祥で、さまざまなゴマやノリ、キュウリレモン味などのフレーバーを用意した豚のジャーキー「猪肉紙」などにも行列ができていた。中国本土の農園は蜂の巣箱の天板をそのままテーブルの上に置き、そこからスプーンで蜂蜜が取れるような工夫をしているブースもある。

 試食用の特別価格を設定し、気に入れば購入できる仕組みも用意。スープなど湯気を立たせているブースもあった。来場者は50代以上が中心で全体的に年齢層は高めの展示会となっていた。

 来場者がその場で「試食、つかみ取り、プレゼント」を体験できるよう、100万香港ドル相当のプレゼントも用意した。毎日先着500人に冬虫夏草カプセル、魚油ピルなどのいずれかをランダムで1箱、進呈する。

 会場内の指定ブースでMastercardを提示すると、200ドルごとに1回、400ドルごとに2回、合計10回まで抽選会に参加もできる。抽選では、東京、ソウル、台北への往復航空券(2人分)を含む6000以上の賞品が当たる。

 会場には3つの特徴的なフードゾーンを設け、「星級環球美食殿堂」では数多くのスターシェフが、ライブパフォーマンスや自慢の料理を披露する。来場者は至近距離で料理をことができる。今年は13の特別レストランとバーがフェアに登場し、ダイニングとストリートフードの両方を体験できる「美食天堂」も登場した。

 イースターでもあることから、4つのイースターをテーマにした企画のテーマゾーンも設けた。エッグレース・ゾーン「競技活動区」では、障害物コースや海でのエッグハントなどのチャレンジが用意し、「玩創手工芸区」では、子どもたちが卵に色を塗ったり、魔法の卵を作ったりするDIYが楽しめるようにした。

 さまざまなパフォーマンスを5日間連続で披露する「舞台表演区」では、歌手が登場したり、民謡や舞踊、子ども向けの音楽やダンスを披露したりする。家族で楽しめる大型バウンシーハウスや親子ゲームゾーンも設置している。

 入場料は10香港ドル。今月22日まで。

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