
ザ・ペニンシュラ香港が7月18日、ミシュラン星付き広東料理レストラン「嘉麟樓(Spring Moon)」が手がける中秋節を祝う月餅と美食コレクションを発表した。人気商品として定着しているミニエッグカスタード月餅「迷●●黄月餅(Mini Egg Custard Mooncakes)」をはじめ、限定のゴマ風味の餅入り月餅や「ハンパー」と呼ぶギフトセットも登場した。
中秋節は元々、豊作を願う祭り事。親族が集まって一家団らんを楽しみながら、丸い月を眺めながら月餅を食べる。外ではランタンを持って歩く家族連れがいたり、大坑(Tai Hang)で開催される火龍舞(Fire Dragon Dance)を見に行ったりする市民もいる。今年の中秋節は10月6日。
仕事の取引先に配ったり、家族や親戚に贈ったりする習慣がある月餅だが、近年はバリエーションも広がっている。人気があるザ・ペニンシュラ香港の月餅は、職人の手作り月餅をラインアップする。1986年から提供する定番のミニエッグカスタード月餅に加え、今年はハート型エッグカスタード月餅「心盈迷●●黄月餅」(以上、8個、688香港ドル)や、人気の限定ゴマ風味餅月餅「麻蓉麻●月餅」(6個入り、688香港ドル)も復活した。ゴマ、ピーナツ、ハスの実を練り込んだ濃厚な餡を特徴とする。全てラム・ユク・ミン(Lam Yuk Ming)総料理長率いるチームが手作りしており、長年のファンが多い。
月餅に加え、中秋節ギフト向けのハンパーや調味料も用意した。「中秋豪華禮品籃(デラックス・グルメ・ハンパー)」(3,888香港ドル)には、月餅のほか、高級食材である中東産干しアワビや北海道産干し貝柱、嘉麟樓自家製XO醤(じゃん)、雲南熟成プーアル茶などを詰め合わせる。
ほかにも、同店の調味料シリーズには1986年に登場したXOチリソース「XO 辣椒醤」(428香港ドル)、四川チリソース「四川風味辣椒醤」(348香港ドル)、風味豊かな潮州チリソース「潮式辣椒醤」(248香港ドル)などをそろえる。
レストランでは、季節限定の8品コースメニューも登場。ラムシェフが手っがける限定中秋節コースは、4人の利用で6,000香港ドル(追加1人ごとに1,700香港ドル)で提供する。内容は、魚の浮袋や金華ハム、土鍋を使ったナマコの煮込み、ロブスターとアスパラの炒め物、ガルーパなど。
同日、申し込み、ギフト券の販売も始めた。月餅の商品・ギフト券は、オンラインサイト「The Peninsula e-shop」で販売している。ギフト券は7月25日~9月14日、嘉麟樓で受け取りが可能。9月15日~10月6日は、ペニンシュラ・オフィスタワー 6階で受け取ることができる。
迷●=にんべんに尓、●黄=女へんに乃、麻●=米へんに署。