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香港でサッカーに特化型会議「ワールドフットボールサミット」開催へ

香港でも開催が決まったサッカーに特化型会議「ワールドフットボールサミット」

香港でも開催が決まったサッカーに特化型会議「ワールドフットボールサミット」

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 ビジネスを含めサッカーの未来をけん引する人々を結びつけ発展させるための会議「ワールドフットボールサミット(以下、WFS)」が9月3日・4日、香港国際空港横にある亜洲国際博覧館(AsiaWorld-Expo)で開催される。

過去に開催された「ワールドフットボールサミット」

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 香港では3月1日、旧啓徳空港(Kai Tak Airport)跡地に啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)が開業。オープン後の大きなスポーツの試合では、7人制ラグビーの香港セブンズを皮切りに、サッカーでは、リバプール対ACミラン、アーセナル対トッテナム・ホットスパーの試合が開催された。

 K11 Museaでは、クリスティアーノ・ロナウド選手の博物館も展開中だが、それに関連してサウジアラビアのサッカー試合の一つ「2025サウジスーパーカップ」が8月に香港で開催され、同カップにはロナウド選手が所属するアル・ナスルも参戦した。

 WFSは2016年初開催で、これまでにスペインのマドリッド、米ニューヨーク、サウジアラビアのリヤドなど、これまでに世界各地で28回、開催されてきた。ドイツの調査会社Statistaによると、アジアにおけるサッカービジネスの2025年の収益は、95億2,000万米ドルと予測。2029年には106億3,000万米ドルと100億米ドルを超えると予想しており、世界のサッカー関係者は、アジアを有望な成長市場として目を向けている。

 香港は、啓徳体育園が完成したこと、イギリスの統治下であったことからと西洋の商習慣が色濃く残っていること、東洋と西洋が交わる場であることが、今回の開催の大きな要因となった。

 イベントでは、サッカーに関する、文化、戦略的ビジョン、テクノロジーなどについて話し合いなどが行われるが、世界から70を超える国と地域、4000人以上のサッカー関係者が終結し、50を超える出展者がブースを構える。

 ゲストスピーカーは100人以上を招待。イタリアの名門チーム、ACミランなどを率いた名将ファビオ・カペロさん、世界で最も知られている審判で、現在はFIFAのピエルルイジ・コッリーナ審判委員会委員長、イギリスの名ディフェンダーだったリオ・ファーディナンドさんなど、サッカーの試合に関わった人たちの名前が並ぶ。

 ほかにも、国際サッカー連盟(FIFA)のロミー・ガイ最高ビジネス責任者(CBO)、アジアサッカー連盟(AFC)のウィンザー・ジョン事務総長、スペインのサッカーリーグ、ラ・リーガのハビエル・テバス会長、鹿島アントラーズの春日洋平取締役、レッドブル傘下になった大宮アルディージャのコマーシャルディレクターのフィリップ・ヴンダーリッヒさん、啓徳体育園のジョン・シャーキーCEO、蘭桂坊(Lan Kwai Fong)のトップであるアラン・ジーマン会長など幅広い。スピーカーたちは、サッカーの新たな投資モデルや、テジタル技術を通したファン体験などについて討議する予定。

 会場には、専用のファンゾーンを設け、インタラクティブ体験、ゲームとeスポーツ、サッカースキルを競う大会、サッカーの歴史を感じることが記念品の展示も予定する。

 香港政府はMICEに力を入れており、経済効果や都市ブランドの向上、香港へのインバウンドにも寄与している。WFSも景気低迷にあえぐ香港経済活性化に貢献するものと期待されている。

 一般チケットは、1日のみ=21ユーロ、2日分=33ユーロ。トップリーダーのパネルディスカッションなどに参加できるVIPチケットは、1日のみ=274ユーロ、2日分=495ユーロ。香港のOTA「Klook」で扱っている。

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