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香港で岡山シャインマスカットを使うかき氷提供 初日から人気に

岡山県産のブランドシャインマスカット「晴王」を使った特別メニュー「シャインマスカット『晴王』とレモンチーズ」

岡山県産のブランドシャインマスカット「晴王」を使った特別メニュー「シャインマスカット『晴王』とレモンチーズ」

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 香港の行列ができる日本のかき氷店「Shari Shari Kakigori House(シャリシャリかきごおりハウス)氷屋」全5店舗で8月28日、岡山県産のブランドシャインマスカット「晴王」を使った特別メニュー「シャインマスカット『晴王』とレモンチーズ」の販売が期間限定で始まった。

毎年、香港内のスーパーマーケット「city’super」などでも広く展開する

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 同企画は10月で創業10年目を迎えるシャリシャリの周年を記念したもの。2015年に銅鑼灣に1号店をオープンし、2017年にはセントラルに2店舗目をオープン。コロナ禍を経て2023年に3店舗目となる尖沙咀店をオープンした。

 今年5月には、再開発で話題を集める啓徳エリアである宋皇台(Sung Wong Toi) にも新店舗をオープンし、現在は香港内で5店舗を展開する。これまでも青森県産のリンゴや佐賀県産のイチゴ「いちごさん」などでも期間限定の特別メニューを展開するなど、積極的に日本産フルーツを使った限定商品を発表してきた。

 今回は10周年の節目に「高級フルーツでメニューを作りたい」という思いからスタート。香港でも「高級」とされる日本産シャインマスカットに挑戦。中でも岡山県産のブランドシャインマスカット「晴王」を採用した。「晴王」は毎年、香港内のスーパーマーケット「city’super」などでも広く展開するほか、中国産や韓国産のシャインマスカットも店頭に並ぶAEONでは、一番上の段にボックスのまま並んでいる。

 同店の武慎吾社長は「これまでにもシャインマスカットの採用を試みたことはあるものの、今回が初めての挑戦だった。山梨産や長野産など異なる産地のものも食べ比べた」という。岡山県産はこれらに比べると価格が高いこともあり、当初は採用には至らなかったが、「香港で『晴王』は日常用ではなく、贈答用としての認知度もあること、10年の節目のタイミングであること」から、期間限定で販売することを決めた。結果、旬のシャインマスカットを楽しもうと、初日から各店で7割近い人が同商品を注文したという。

 このかき氷には、「晴王」を5粒使っている。ほかに、チーズフォームやレモンシロップ、シャインマスカットゼリーをベースに食感にアクセントを加えるため、キャラメルクランチなども氷の中に忍ばせた。「爽やかなレモン味がシャインマスカットの甘味とマッチして、フルーツの味を引き立てるようにした」と武社長。「上のチーズフォームは、まろやかさ。中に忍ばせたマスカット味のゼリーはみずみずしさと新食感を出したかった」と続ける。価格は148香港ドル。

 「晴王」かき氷の提供は3週間を予定し、なくなり次第終了。各店により営業時間は異なる。銅鑼湾店は13時~22時。

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