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西營盤に香港発の抹茶専門店「Aokomi」 店内の石臼で製粉

香港初、店内製粉の抹茶専門店「Aokomi」が1月21日、西營盤にオープンした

香港初、店内製粉の抹茶専門店「Aokomi」が1月21日、西營盤にオープンした

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 香港発の抹茶専門店「Aokomi(若葉)」(Shop 3, G/F, Island Crest, 8 First Street, Sai Ying Pun, Hong Kong TEL 5784 1285)が1月21日、西營盤にオープンした。香港では初となる、店内に常設した石臼で製粉した抹茶を使い、ドリンクなどを提供する。

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 同ブランドは「Farm to Mill」と「Tencha-to-Matcha」の精神を掲げ、「抹茶の鮮度や、茶葉が抹茶へと変わる過程そのものを伝える」ことを重視している。創業者のJoey(ジョーイ)さんは10年以上かけて京都・宇治の茶農家と関係を構築。一般的に流通する抹茶は、既に粉末化された状態で輸入されることが多いが、同店では抹茶の原料となる「碾(てん)茶」の葉を丸ごと直輸入する。茶樹を刈り込まず自然な形のまま育て、全て手摘みで収穫する「自然仕立て」と呼ばれる伝統的な栽培方法を採用する宇治茶園の茶葉を使っている。

 輸入した碾茶の葉は、店内に設けた専用の製粉室で石臼を使い、5~10ミクロンの微細な粉末へとひいていく。1時間当たりに生産できる抹茶は30~50グラムとごく少量だが、時間をかけた製粉工程により、茶葉本来の香りや成分を保ち、舌触りがなめらかで甘みと奥行きのある味わいになるという。

 店内空間は、縁側に着想した内外のつながりや、茶室のにじり口を想起させる低い天井など、日本建築の要素を盛り込んだ設計とした。店の中心に設置したカウンターでは、抹茶をたてる様子を見せながら提供する。

 香港では甘い抹茶ドリンクが多いが、同店では抹茶そのものの個性を伝えることを意識したメニュー構成とした。看板メニューに据えた「Straight(薄茶)」(65、85、115香港ドル)は3種類のシングルオリジン抹茶から選択でき、注文ごとに抹茶をたててクッキーと共に提供する。提供時にはテイスティングノートを添え、コーヒー豆のように産地や風味の違いを説明する。

 「Velvet(濃茶)」(120香港ドル)は、抹茶を少量の湯で練り上げた、「より濃密な質感が特徴」だという。添えたチョコレートと共に、1杯目はスプーンですくって味わい、その後、湯を足して「2煎目」を楽しむ構成とし、同じ抹茶でも濃度によって異なる味わいを紹介する。

 ほかにも、コーヒーのアメリカーノから着想を得た「Ao-Cano」(65香港ドル)や、イチゴを漬け込んだミルクを泡立てて抹茶と重ねた「Strawberry Matcha Cappuccino」(ホット60香港ドル、コールド62香港ドル)などを用意する。

 抹茶の製粉には使わない茎や枝の部分もほうじ茶として活用し、「Kuki Hojicha(Hot Brew)」(65香港ドル)や、ほうじ茶をオーツミルクに16~18時間浸して抽出する「Hojicha Oat Brew」(58香港ドル)なども提供する。

 フードメニューは、ドリンクと併せて楽しめる軽食とデザートを中心に構成。碾茶を練り込んだピスタチオナッツバターをサワードウブレッドに塗った「Tencha Pistachio Nut Butter on Sourdough」(105香港ドル)や、餅、ミルクプリン、抹茶プリンの3層構造で、なめらかな食感が特徴の「Milky Matcha Pudding」(42香港ドル)などをそろえる。

 営業時間は8時30分~16時30分(土曜・日曜は11時~17時)。月曜・火曜定休。

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