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香港で新年賀詞交歓会 日系企業集い新年祝う

主催3団体の代表による乾杯。香港日本人商工会議所高波喜一郎会頭(左)、在香港日本国総領事館三浦潤総領事(中央)、香港日本人倶楽部大澤壽一理事長(右)

主催3団体の代表による乾杯。香港日本人商工会議所高波喜一郎会頭(左)、在香港日本国総領事館三浦潤総領事(中央)、香港日本人倶楽部大澤壽一理事長(右)

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 香港日本人倶楽部で1月23日、新年賀詞交歓会が開催され、日系企業の関係者約126人が一堂に会し新年を祝った。在香港日本国総領事館、香港日本人倶楽部、香港日本人商工会議所の3団体による共催で行われた。

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 会の冒頭、在香港日本国総領事の三浦潤総領事(大使)があいさつした。「経済、文化、教育、観光など、多くの面で日本香港関係の前進も見られた。一方で11月中旬以降、日中関係の悪化を受け、日本と香港の関係にも影響が出てきている。知恵を絞って影響を最小限に抑え、チャンスにつなげていきたい」とした。

 香港への感謝を示し、日本の魅力を発信する「日本秋祭in香港」も昨年は10周年を迎え、164件登録されたことに触れ、地方自治体と香港の交流も非常に重要であるとした。

 「在留邦人の安全を確保すること。日系企業の事業活動を支援すること。関係当局に対して必要な要請を行っていきたい」と改めて話し、「難しい局面を迎えているが、香港が日本にとって重要なパートナーであることは変わらない。長年官民ともに香港と築き上げた信頼関係、人脈を最大限活用して皆さまと共に日本、香港の関係強化に努めていきたい」と結ぶ。

 香港日本人商工会の高波喜一郎会頭も、日中関係の緊張の中、日本企業の不安を気遣いながらも、「中国本土は消費、不動産の低迷などが続いているが、一方で香港を見た場合にはGDP3%回復している。今年も香港市場は回復の見込み。金融市場、観光市場などが回復。昨年IPO市場は世界一に返り咲いた。人の流れも増え、人材の流入も含め香港の回復が見られた」と香港のポジティブさに触れる。

 「一国二制度も機能している。アジアで重要な中間拠点として今まで以上に香港が大事な拠点である重要局面を迎えている。商工会としてもこの強みを生かして日本企業の飛躍を支えたい」とした。

 商工会としては「グレーターベイエリア(GBA)という市場、イノベーションもチャレンジしがいがあり、香港のプラットフォームを最大活用すること、そして、交流の進化。他国の商工会や現地企業との連携を強めていきたい」と話し、「政治経済の逆風は強まるが、強い意志でさまざまなことチャレンジしていき、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の精神でチャンレンジする一年にしていければ」と意気込む。

 香港日本人倶楽部大澤壽一理事長は、今年の干支(えと)が「丙午(ひのえうま)」であることを挙げ、「2026年は、物事がピークに達し転換点を迎えること。従来の力が衰える中で新たな勢いが台頭する年、まさに変革の年」と説明した。

 香港のビジネス環境についても、「昨年は香港域内経済も不調だったが、不動産も住宅を中心に回復フェーズに入り、小売りも底を打った。国際金融都市である香港の機能経済は復活し、世界からの投資マネーが集まっている。リスクに留意は必要だが、中国本土が香港を経由してASEANに投資という動きもあるなど、日本企業としても変革の年になればと願っている」と話した。

 今年も在香港日本国総領事館、日本政府機関、日本企業が香港で協力し合っていくことを願い、会は幕を閉じた。

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