静岡・浜松のうなぎ料理店「鰻丸 Manmaru」が2月13日、香港郊外の新界西部の屯門にある大型ショッピングモール「屯門市廣場」(Shop 19-22, UG Floor, Tuen Mun Town Plaza Phase 2, Tuen Mun, New Territories, Hong Kong TEL 3462-3556)にオープンした。同エリアはかつてニュータウンとして整備された歴史があり、現在では50万人以上の商圏を形成する住宅街が広がる。
浜松は日本有数のウナギの産地として知られ、豊かな水質と養殖技術で脂の乗った柔らかなウナギを育んできたが、「関西風炭焼きうなぎを提供する店」として知られる同店。香港店は、木のぬくもりを基調とした内装に円窓や柔らかな照明を取り入れ、67席を配置した。カウンター席からは目の前で炭火焼きの様子を間近で眺められ、炭火の香りが漂う中、「料理が仕上がる過程そのものを体験できる」ようにした。カウンターの横には生きたウナギを管理するいけすを設ける。
香港店でも同様に、生きたウナギを店内で処理し、備長炭でじか火焼きする流れを徹底する。「間蒸し」という技法も取り入れるが、これはうなぎをご飯とご飯の間に忍ばせる関西風の食べ方。「炭火の香りとウナギの脂が米粒に染み込むことで、より奥深い味わいを実現するという」という。平皿に1尾を盛り付け、さらにご飯の中に半尾を使うため、1人前で1.5尾のウナギを使う。
看板は、独自のしょうゆダレをまとわせて焼き上げる「かば焼き」と、塩のみで素材のうまみを引き出す「白焼き」がある。かば焼きは炭火に滴るタレが煙となり、ウナギを包み込むことで「濃厚な香ばしさを生み出す」という。通常よりも炭火台の高さが低めのため、ウナギをじか火に近づけ何回も裏返して焼き加減を確かめながらが、タレを使って焼き上げていく。一方、白焼きは「脂の甘みと繊細な食感を際立たせ、シンプルながら奥行きのある味わいを楽しめる」という。
前菜からデザートまでを提供する御膳セットには「鰻丸白燒御膳」「鰻丸蒲燒御膳」(以上330香港ドル)のほか、かば焼きしたうなぎをご飯に敷き詰めた伝統的なうな重 「鰻丸鰻重」(226香港ドル)がある。食べ比べなどで少量ずつ楽しめる「白燒/蒲燒小重」(各176香港ドル)も用意した。
ウナギの頭から肩の辺りの部位を炭火で焼き上げた珍味「はんすけ(鰻半助)」 (41香港ドル)や、新鮮なウナギの肝を炭火で炙(あぶ)り、「濃厚なうまみとほろ苦さが楽しめる」という●鰻肝」、ウナギの骨を高温で揚げ、香ばしくカリッと仕上げた酒の肴「唐揚鰻骨」(以上80香港ドル)などのサイドメニューも用意する。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時 、ディナー=17時~22時。
●=火へんに考。