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香港の一蘭が店舗拡大-既存店からわずか47歩の場所に新館

一蘭全店の中で最大席数の香港店

一蘭全店の中で最大席数の香港店

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 香港に進出したラーメン店の中で最も待ち時間が長いほどの人気を誇る「一蘭」が6月14日、既存店からわずか47歩の謝斐道(440-460 Jaffe Road, Causeway Bay Tel: 2116-4802)に新館をオープンした。

香港店、行列の様子

 昨年7月の香港進出以来、24時間営業にかか関わらず常に行列ができる同店。売り上げは同社全店舗の中でもトップクラスだ。「約1年たっても変わらない状況を受け、すぐ近くに新しいフロアを設けた」と同社広報の野崎里美さん。新館は新店舗という位置付けではなく、既存店を「1号店」とし、今回の店舗を「本館」と呼び、両店を合わせて「銅鑼湾店」とする。

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 本館の席数は57席。日本と同様、「味集中カウンター」と呼ばれる個人ごとの仕切りがあるカウンターを設けるが、同館は一蘭全店の中でも最大で、1号店と合わせて93席を用意する。行列により生まれる高揚感よりも、「食べたいけれども並んでいて試すことができない」という声に応えた形でオープンを決めたという。

 今月発表された会員数80万人、香港内のレストラン4万3700件のデータベースを持つ香港最大の飲食サイト「オープンライス(open rice)」で同店は、最優秀銅鑼灣開飯熱店、最優秀開飯日本菜餐廳、最優秀開飯新餐廳など各賞を総なめし、あらためて存在感を示した。

 同社は昨年11月、觀塘に自社工場を設け、日本の原料を使い、香港で製麺を行っている。4月からはスープも香港で製造できる体制になり、基本を「日本クオリティー」に保ちながらも少しずつ現地化を図る。今回のオープンに際しても、一定期間は10人以上の日本からのメンバーが交代でサポートしていく。同店は営業時間が長いため、各館100人ずつのスタッフが必要になり、その教育体制にも力を入れているが、直接顔を見て接客できることを好む香港人が一般的な中で同社には「お辞儀など日本のマナーを学びたい」「一番人気のラーメン屋で働きたい」と応募するスタッフも多く、人材についての悩みは少ないという。

 現在の店舗数は国内50店舗と海外1店舗の51店舗。すでにニューヨークへの出店を決めている。

 24時間営業。