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香港に沖縄のラーメン店「黒龍」-あぐー豚と魚介などの濃いスープ使う

豚骨人気の香港で挑戦する魚介入りの濃いスープ

豚骨人気の香港で挑戦する魚介入りの濃いスープ

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 日本からのラーメン店進出の熱が収まらない香港で11月29日、灣仔駅すぐ近く(灣仔汕頭街29號地下)に沖縄のラーメン店「黒龍」がオープンした。

日本のラーメン屋の造りを意識して仕上げた店内の様子

 同店は2012年に沖縄で開業し、「夢乃弥」の看板でつけ麺を看板メニューに掲げながら、ここ数年、沖縄で存在感を示してきた店といわれる。

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 店内はカウンター11席とテーブル8席の計19席。テーブルなどに濃い茶色で統一した木材を使い、カウンターと調理場の間にはえんじ色ののれんを掛けるなど、日本のラーメン店と同じような雰囲気に仕上げた。

 メニューは3種類が基本。日本での看板メニューであるつけ麺「牛筋BLACK沾麺」(98香港ドル)は日本と全く同じスープを踏襲した。同店のつけ麺は太めの麺を使うが、濃いスープが絡むように工夫する。沖縄ではつけ麺の後にこのスープにご飯を入れておじや風に食べる人も多いといい、「スープを食べる感覚で楽しんでもらいたい」と同店の比嘉さん。

 ラーメンは2種類を用意し、沖縄の店と同じラーメンである「牛筋炭焼拉麺」(98香港ドル)は香港仕様にするため、味の濃さを抑えたスープにしているという。香港人の多くが日本のラーメンといえば思い浮かべる豚骨ラーメンもメニューに掲げ「黒龍豚骨拉麺」(88香港ドル)として用意。スープは全て沖縄で作ったものを輸入して使い、味の安定を目指すという。牛筋は香港人にもなじみのある食材だが、地元のように八角で煮込むのでなく、ショウガで煮込み、みりんやしょうゆなども使って仕込む。

 スープはかつお節を使った魚介ベースとあぐー豚、てびちなどを使い、ニンニクをベースとした黒マー油も使い濃く仕上げたのが特徴。その濃さのアクセントにネギだけでなく、刻んだ生の玉ネギを入れる。玉ネギの使用も沖縄と同じだが、香港の人が生野菜に抵抗があることに配慮し、沖縄より細かく刻んだものを入れることとした。

 「ラーメンは答えがない料理で、もともと当店は何の知識もないところからスタートした」と振り返る日高利和社長は「固定観念をもたず、日々試行錯誤しながら香港の人が求めるラーメンを作り、海外に店を広げる最初のステップとしたい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時。ディナー=18時~22時30分。土曜・日曜・祝日は12時~21時。

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