香港IFCに江戸前スタイルのすし店 しゃりには赤酢使うこだわり

すしは日本の江戸前すしをそのまま再現

すしは日本の江戸前すしをそのまま再現

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 香港中環のショッピングモールIFC(Shop 2016, IFC Mall, 8 Finance Street, Central, Hong Kong Tel 23873377)に5月28日、江戸前スタイルのすし店「鮨誠」がグランドオープンした。運営はエピキュリアングループ。同グループでは同モール内に「礼鮨」を運営し、好調に推移していたが、モールからのブランド変更の要請もあり、新店をオープンすることになったという。

店内の様子

 引き戸を入ると明るい印象の、モールから隔絶された雰囲気がある店構えで、中央部にL字型のカウンターを備え、1500スクエアフィートに全62席を配置した。

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 花板の三橋薫さんは同店のオープンを機に香港に来たばかり。銀座での経験が多いが、イギリスに渡ったこともあり、イギリスでは法規制に加え、日本と同じ魚で握れなかった状況と比較すると、「香港は何でも恵まれている」と話す。野菜は鎌倉野菜を使い、ソラマメ、ドカナリ(ミニキュウリ)、春キャベツ、ニンジンなども毎日日本から仕入れる。三橋さんは香港について「成熟している市場であるけれども、魚を下ろして握ることができればすしになるという雰囲気もある」と印象を語る。また「おまかせ」についても「すしのネタを選ぶことができるのがお任せという概念の人も多いようで、全てを預けるのではなく、お好みの印象に近い」と、ソフトオープンから3カ月の様子について振り返る。

 三橋さんのこだわりは日本と同じスタイルのすし。ポーションは他の香港のすし店と比較するとやや小さめで、お米は人肌の温度であることはもちろんのこと、口の中でほどける感覚の握り具合と、赤酢を使ったしゃりで提供する。塩を薫製にしたものや行者にんにくなど、魚をより引きたてるための「仕事」も加える。

 場所柄西洋人の来店客も多いことから、麺類でも半田そうめんを洋風にアレンジし、ウニと卵黄、生クリームを合わせて麺とあえた「半田そうめん雲丹ソース和え」(168香港ドル)なども用意した。夜のコースは天ぷらコース(480香港ドル)、刺し身コース(680香港ドル)など、握りは1貫35香港ドル=サヨリ、ウナギ、イクラなど、50香港ドル=キンメダイ、ホタテ、つぶ貝、ヒラマサなどを中心に、握り盛り合わせ8貫(320香港ドル)など。

 「日本酒は浸透してきているけれども、まだまだ銘柄を決めて注文が入ることが多い。東京のお店のように一升瓶を並べて、それぞれの刺し身に合うものを提供するような雰囲気をつくっていきたい」と三橋さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~22時30分(土曜・日曜・祝日は12時~)。