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香港のドラゴンボートレースで日本人チーム優勝 創設25年で初の快挙

優勝の喜びをあらわす「日本龍」のメンバーたち

優勝の喜びをあらわす「日本龍」のメンバーたち

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 香港の夏の風物詩として知られるドラゴンボートレースの大会の一つ「Stanley Dragon Boat Short Race」が6月28日、開催され、男女混合のミックス部門で、日本人チーム「日本龍」が優勝した。チーム創設25周年という区切りの年に初の快挙となった。

決勝戦での「日本龍」の様子

 ドラゴンボートのレースは旧正月後の進水式の後、端午節までをピークに香港各地で毎週末開催されている。同チームは練習拠点が大潭であることから、距離的にも近く、6000人以上が参加するスタンレーの大会のチャンピオンシップを一つの目標にしてシーズン中は週に2回の練習を重ねてきた。

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 スタンレー大会は、シーズン中3大会が設定されており、今年は5月23日のウォームアップレース、6月20日のチャンピオンシップ、6月28日のショートレースの順で開催された。ショートレースは通常の270メートルではなく、200メートルで競う大会。先のチャンピオンシップで同チームはミックス部門で7位入賞を果たしている。

 「日本龍」の発足は1980年代。当時の在香港日本国総領事館へ、日本人チームを編成の上、国際大会への参加をしないかとドラゴンボート協会から招待を受けたことをきっかけに、香港在住の日本企業の駐在員が中心となってチームを編成してきた。日本チームが不利な点としては、メンバーは3~5年の香港駐在期間が一般的であることから、毎年約1/3のメンバーが替わること。今回はこの不利な点を練習量でカバーしたことが勝因だったという。

 週末に行われる練習は1時間30分だが、今年は練習の組み方を見直したという。これまでは練習中に何度も数分間の休憩時間を入れることが当たり前だったが、今回は休憩を入れても10秒程度という過酷な練習を重ね、心肺機能や筋力を挙げたことで強いチームになった。18人の最終メンバーのうち、経験年数も長い人間が多くいたことも挙げられる。現在同チームは全体で52人のメンバーが在籍する。

 大会はミックス部門だけでなく、オープン部門にもエントリーし、男女の比率などに規定のない同部門には初心者の人も多く在籍している。会長の藤原悠巨乙さんは「今シーズンは今週末にビクトリアハーバーで開催する国際大会を残すのみ」と話し、「香港に来て誰もが初心者で始めることの多いドラゴンボートレース、来シーズンに向けて新しい仲間も積極的に増やしていきたい」と意気込む。