銅鑼湾リーシアター(利舞臺)の「無印良品」(Lee Theatre Plaza, 99 Percival Street, Causeway Bay)が6月11日、リニューアルオープンした。
リーシアターの3階・4階部分に展開し、総面積は約16,000スクエアフィート(約1488平方メートル)。2,500万香港ドルをかけてリノベーションした店内は、約5割を生活雑貨、衣類4割に食品が1割強の割合で展開する。日本国内に379店舗、海外に212店舗を構える「無印良品」は、2001年の進出以降、香港国際空港にあり、トラベル・出張・旅行用品をそろえる「MUJI to Go」を含めて10店舗を香港に展開している。
オープニングセレモニーに出席をした良品計画の金井政明社長は「現在の海外の売り上げは総売り上げの約20%。その7割を中国・香港・台湾が占めている」とし、香港の重要性を示したうえで、「香港は優秀なメンバーもおり、今回の「Cafe&Meal MUJI」 や「MUJI to Go」なども海外に先駆けて仕掛けるなど重要な鍵を握る」と香港の意義を語った。
今回の「注目」はMUJI Cafeの愛称で親しまれる「Cafe&Meal MUJI」の海外初出店。カフェの店舗総面積は1420スクエアフィート(約132平方メートル)。3階の約20%程度をカフェが占める。現在日本で17店舗を展開する同店では、野菜を基本として「素」をコンセプトに考えたメニューをそろえる。
カフェのメニューは総菜やデザートなど。デリプレートは3品を選ぶ「3-Deli Set」(88香港ドル)、4品を選ぶ「4-Deli Set」(98香港ドル)など。白米か十穀米を選択し、みそ汁か指定のドリンクが付く。デザートは沖縄産の本和香糖(ほんわかとう)を使ったプリンやケーキなど6種を用意。価格は単品で30~45香港ドル、セットで65~70香港ドル。
香港を統括するドラ・ハンさんは「Cafe&Meal MUJIを海外で最初に開くことができてうれしい」と喜び、「香港は他の都市に向けて発信をしていく立場にあるため、今後も積極的に挑戦していきたい」と話す。
営業時間は店舗、カフェともに11時~22時30分。