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香港の黄金海岸でアジア最大級のボートショー クルーズ船展示など

毎年香港のゴールドコーストで開催されるボートショー

毎年香港のゴールドコーストで開催されるボートショー

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 アジア地域最大のマリーンイベントとなる「香港ゴールドコーストボートショー2016(Hong Kong Gold Coast Boat Show 2016)」が4月29日~5月2日、ゴールドコーストヨットカントリークラブ(Gold Coast Yacht and Country Club)で開催される。

高速ボート、豪華な内部の様子

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 2000年から始まった同イベントは今年で16回目。香港では裕福層が拡大していることから、ボートのマーケットは好調で、香港仔(Aberdeen)地区では、新規ボートの停泊場所が足りなくなり、漁船が停泊している場所に停泊してボート所有者と漁師の間でトラブルになったこともあるほど。企業トップ向けの接待の場としての需要も高い。

 香港は約260の島々からなる海の街で、海岸線の総延長は700キロにも及ぶ。夏場になると数十人乗りのボートを大勢の人で借りてパーティーをするのは、香港ならではのレジャーとして人気が高く、気軽に楽しめる娯楽の背景もあり、ボート市場は成熟している。

 今年のテーマは「觸手可及的奢華時尚/Affordable Luxury)」。期間中、1万2000人の来場を見込む。約60の船会社や関係会社が出展し、最新のボートやボート関連装備を紹介する。ボートはイタリア、イギリス、香港、中国など約80艇のボートを展示し、価格は10万香港ドルから5000万香港ドル。総額は10億香港ドルに上るという。

 注目はイタリア製の「Arcadia85」で、長さは25メートルあり、トータルで431平方フィートのソーラーパネルをつけているのが特長。燃料の消費が少ないため環境にやさしい省エネのボートという。

 「Princess S72」はイギリスの有名メーカー、Princess Yachts Internationalが製造しているもので、最速40ノットという高速ボート。船内は3つの部屋を備える。同じPrincess Yachts Internationalが作った「Project 31」は古いボートをレストアしたもの。新しく生まれ変わった内装は、木目を生かしかつソファの色をワイン色にすることで雰囲気のある船内にし、まるで新造船のように見える。

 イベント会場には、子ども用のゾーンを設け、遊具の設置するほか、気球を作るエリア、親子で楽しめるアクティビティなど、家族で楽しめる内容となっている。

 このほか、チャリティーイベントとしてレガッタを行い、収益金は小児がんのための基金「兒童癌病基金會/Children’s Cancer Foundation」に充てる。中華料理や西洋料理などが楽しめるフードエリアも用意する。

 開催時間は、30日=10~18時、5月1日=11~18時、同2日=11時~17時。入場料は20香港ドル。4月29日はビジネスデーで、30日から一般公開する。

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