香港・ハーバーシティ内にある「SHIBUYA109香港」(Shop 3002, Level 3, Gateway Arcade, Harbour City, Kowloon)で6月25日、オーディションプロジェクト「東京ガールズ オーディション 2016 Powered by Ameba」が開催された。
カメラマンが参加者のスマホでも撮影してくれ、すぐにSNSで遊ぶ姿も
同オーディションは、ファッションショー「東京カールズコレクション(TGC)」と「エイベックス・グループ」、インターネットサービス「Ameba」が運営するオーディションプロジェクトで、前回の日本国内の応募者数は2万199人を記録した。これまでに人気ファッション誌との専属モデル契約や、アーティスト部門受賞者が日本レコード大賞新人賞を受賞するなど、音楽性とファッション性を兼ねそろえたガールズの頂点を決める日本最大級のオーディションとなっている。
今回のオーディションはスナップ撮影会の形式で、109からもスターを誕生させるのが狙い。渋谷だけでなく、町田、大阪・阿倍野、鹿児島など日本全国のSHIBUYA109でも開き、香港が最後の開催地となった。9歳以上の女性で、アマチュアであれば参加可能とし、国籍、身長などの制限は設けなかった。スタート時間の12時から、思い思いのファッションに身を包んだ参加者が続々と109を訪れ、200人以上のエントリーを記録。これは渋谷に次ぐ数字で、人前でのコンテスト形式のオーディションが一般的でない香港でも受け入れられたようだ。
昨年、109の選考会からは2人が芸能デビューを果たした。鹿児島から参加した塗木莉緒さんは現在、ファッション誌「Soup.」の専属モデルとしても活躍するが、同オーディションで4誌とのモデル契約とドラマ出演の権利を得た。町田店でのスナップ選考会に参加し、モデル部門で各賞を獲得した涼海花音さんは現在、ティーン誌「Ranzuki」、ファッション誌「NYLON JAPAN」への専属モデルをはじめ、NHK Eテレ「Rの法則」第7期レギュラーとしても活躍する。
オーディションに参加したTsukiさんは参加理由を「ステージは女の子の夢」と話し、友人3人で参加した月海さんは「友達から聞いて参加することにした」ときっかけを話す。「109が香港にできてから日本に行かなくても買うことができるようになった」と日本ファッションを身に着けエントリーする参加者も多く見られた。同店では同オーディションに先立ち、スマホで撮影した画像をその場でインスタグラムにアップし、印刷できるシステム「街角インスタプリント」を導入。カメラマンが撮影したエントリー用の写真だけでなく、撮影したものを店内でプリントできることで、参加者や顧客が楽しめる工夫もしたという。
ほかにも店内には人気ブランド「Ank Rouge」でブランドディレクター的役割を果たしてきた「おかりえ」こと松岡里枝さんも登場するなど、会場を沸かせた。
同オーディションは最終まで6回の審査があり、香港店での合格者は東京で開催される3次審査に参加できる。