ボーイング747が一日限りの記念飛行 ビクトリアハーバーなど低空飛行で

香港で最終飛行を迎えるボーイング747

香港で最終飛行を迎えるボーイング747

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 キャセイパシフィック航空は2016年10月8日10時30分ころから「ジャンボジェット」の愛称で日本人にも親しまれてきた大型旅客機B747-400をビクトリアハーバーなどで飛行させることを発表した。

 CX8747便と設定されたB747-400型は、香港国際空港で300人のキャセイ職員を乗せ10時30分に離陸。航路を東側にとり、「香港アプローチ/カーブ」を何度もしながら着陸した旧啓徳空港(Kai Tak Airport)上空や鯉魚門海峽(Lei Yue Mun Gap)を通るコースが予定されている。

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 キャセイ航空では、山頂(The The Peak)、獅子山(Lion Rock)、堅尼地城海傍(Kennedy Town promenade)、西九龍文化區(West Kowloon Cultural District)、環球貿易廣場(ICC)、国際金融中心(IFC)、尖沙咀海傍(Tsim Sha Tsui promenade)、添馬(Tamar)、?德郵輪碼頭(The Kai Tak Cruise Terminal)、金紫荊広場(Golden Bauhinia Square)、MegaBox、青馬大橋觀景台(the Tsing Ma Bridge Observation Deck)などをお薦めの鑑賞ポイントとする。

 2007年にデビュー前のA380がデモ飛行をしていた時は1000フィート(約300メートル)であったことから、今回も低空飛行をする可能性があると予想されている。

 B747は1979年の初飛行から、最後の商用飛行となる2016年10月1日の香港発羽田空港行きCX743便まで37年間、現役を続けてきた。B747のおかげで大量輸送が可能となり、それまで高額で庶民には手が届かなかった国際線の航空券が一般人でも購入できるようになり、外国への距離が近くなった。2階建てで定員は350人から500人。500人を超える機体は実質日本専用の機体で、羽田-千歳などで導入され世界トップクラスのドル箱路線になった。

 同機体は、1966年代から生産が開始され2016年にも3機の注文が入ったボーイング社のロングセラーでもあり、これまで世界の航空会社から約1500機の受注を受けているという。時代とともに機内設備なども進化し747-100、747-200B、747-400など何度もアップデートを繰り返して747だけで20種類ものバージョンが製造された。コックピットのクルーも当初は3人だったがB747-400からは航空機関士を必要としないため2人のパイロットで飛べるようになった。種類によって大きさは異なり、B747-400は全長70.6メートル、全幅64.4メートル、全高19.4メートル、時速は933キロ、航続距離は約1万4000キロ。

 改良を続けてきたB747も基本設計は1960年代であること、エンジンは4機であるため燃費の面で不利なことから世界の航空会社はB777、B787、A380、A350などにシフト。キャセイ航空では147の飛行機を保有しているが、機体の入れ替えを次々と行っており、すでにA350-900を19機、A350-1000を26機注文している。

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