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香港で僧侶の水墨画家が個展香港の2017年度施政方針

2016年の訪日香港人、180万人突破 大阪が東京を逆転し首位が視野に

2016年の訪日香港人、180万人突破 大阪が東京を逆転し首位が視野に

関西への旅行が人気の香港市場

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 日本政府観光局(JNTO)は1月17日、2016年の訪日外国人観光客統計を発表し、香港は前年比20.7%増の183万9200人、通年の宿泊人数ベースで大阪府の初の首位獲得が見えてきた。

 JNTO発表のリリースによると国別トップは中国(本土)で、2015年比27.6%増の637万3000人、2位は韓国で27.2%増の509万300人、3位に台湾の13.3%増の416万7400人、香港は4位だった。

 観光庁の最新報告書によると、外国人旅行者の消費総額は同比7.8%増で3兆7,476億年と年間値過去最高を記録した。1人当たりの支出額は11.5%減の15万5,896円となった。うち香港人の1人当たりの消費額は7.0%減の16万230円だった。内訳は宿泊代が4万1,501円、飲食費が3万4,570円、交通費が1万7,328円、娯楽サービス費が4412円、買い物代が6万2,389円、そのほかが29円。

 香港の平均宿泊日数は5.6日で、4~6泊する人が全体の55.5%を占める。欧米諸国では平均滞在日数が10日以上と長い傾向にある。

 香港の180万人という数字は、2015年に大台を記録した152万4300人を超え、記録の塗り替えとなった。2015年に首位台湾を逆転し、日本が「一番人気の海外旅行先」となって以来、訪日旅行が定着したと見られる。

 JNTO香港事務所によると、香港からの訪日者数増加は、香港が世界最大の日本産農水畜産品の最大の輸出先であること、円安基調による日本への「お買い得感」、地方路線への新規就航によるLCCを中心とした座席供給量の増加が背景にあるという。

 例年3月に発表される県別宿泊者数は、2015年10月末時点で、大阪府が2014年の3位、2015年の2位に続き、初めて通年で首位を獲得する見込みとなった。香港人に人気の観光地は西高東低傾向で、2位東京、3位北海道、4位沖縄、5位福岡、6位京都、7位千葉、8位の鹿児島が前年の15位から大きく躍進している。

 2015年8月末の直行便就航路線数は8都市9空港だったが、2016年9月末時点で14都市15空港に拡大。新規就航として注目を集めたのは初の四国への乗り入れとなった香港エクスプレスによる香川路線の就航。四国全体の宿泊者数も前年比100%増となる見込みだ。

 リピーター率が高いという成熟した市場で、2016年は「大都市回帰」の現象が見られた。リピーターになることで日本の地理を理解し始めた香港人に対して、宿泊が減っている大都市の周辺では日帰りで帰らせず、泊まってもらうためにライトアップや朝市など、「そこに泊まる理由」が必要になる。

 旅行形態は、旅行会社を介さないWEBサイトを通じた直接手配と航空券、ホテルのみの個人旅行で約9割となり、個人旅行(FIT)化現象にも拍車がかかった。個人でのオンライン購入が進む中、香港のエージェントは店頭を相談場所とし、旅行会社でなければ買うことができない商品づくりが求められる。

 香港市場ではウエディングツーリズムにも力を入れる。特にフォトウェディングは海外を選択するカップルが7割以上(ESDlife調べ)というデータもある一方で、人気の行き先は1位が台湾、2位が韓国、日本は3位にとどまっている。日本の中での人気は沖縄で、その数は年間1000組にもおよぶ。

 今後の展開について、同事務所は「本年度取り組んできた『癒やし』や『リラックス』の旅をコンセプトとする訪日旅行を提案する『ゆるたび(閒式遊日本)』、を継続する」とし、「直行便の空白エリアがまだあり、今年3カ所は新規就航が予想されることから、それらの地域のプロモーションを継続し、直行便を実現することで、日本の観光地としての魅力をさらに磨き上げて行きたい」と話す。

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