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香港・觀塘地区に屋内エビ釣り場 エビの尻尾にクーポンも

エビ釣りを楽しむ人。写真はオーストラリア産のエビ

エビ釣りを楽しむ人。写真はオーストラリア産のエビ

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 工業ビルが立ち並ぶ香港の觀塘地区に7月9日、屋内でエビ釣りを楽しめる施設「哈●樂園 Halloland」(Flat A, 11/F., Camel Paint Building Block 2, 62 Hoi Yuen Road, Kwun Tong, Kowloon)がオープンした。

釣り池の中にいるエビ

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 オーナーのブライアンさんと店長のジミーさんが4月に台湾へ旅行した際の出来事がきっかけとなり誕生した同施設。元々2人は旅先で釣りを楽しむ予定だったが、悪天候により海に出られなくなってしまい、代わりに台湾の老舗の屋内エビ釣り施設に行くことに急きょ予定を変更した。「天候に左右されず気軽にエビが釣れるなんて素晴らしい」と感動した2人は4日間連続でエビ釣り施設に通いつめることに。帰国直後に香港でも同形態の店舗をオープンしようと決意し、5月から物件探しを始めていた。

 施設内には大きさの異なる2種類の釣り池を用意し、施設は約3100スクエアフィート。大きい釣り池は池を囲み30人まで座ることができ、小さい釣り池は26人分の椅子を用意する。そのほか、釣ったエビを自分たちで調理して食べられる食事ルームやVIPルーム、ゲームエリアも完備。物件について、ジミーさんは「約1.2メートルある釣り竿(ざお)のことを考慮し、天井の高い物件を選んだ」と振り返る。

 釣りの餌には「赤米青」という小さなエビを使い、それを釣り針にセットし池の中に沈める。竿と釣り糸の間に付けられている浮き球が動くとエビが釣れた合図だという。天井にはUVライトを設置し、浮き球の動きが分かりやすいよう工夫した。「釣り糸を沈めて10秒くらいたつと、エビがだんだん反応してくる」とジミーさん。「少し時間がかかるときもあるが、難しいテクニックはないので、初心者も子どもも楽しんでもらいたい」とも。エビはタイ産とオーストラリア産の2種類がある。

 各釣り池には尻尾にリボンをつけたエビも用意し、ピンクのリボンがついたエビを釣った人には無料ドリンクを、金色のリボンがついたエビを釣った人には次回3時間コースを半額で楽しめるクーポンを進呈するなどの仕掛けもある。「觀塘地区には既に2軒の屋内エビ釣り施設があるが、このエリアからエビ釣りブームを起こしていきたい。皆さんに気持ちよく過ごしてもらうため、池の清掃はじめ施設内の衛生管理は特に徹底している。夏休みなのでたくさんの人に来てもらえたら」とジミーさんは意気込む。同地区には同様の店はいくつかオープンしており、一部営業許可などの指摘を受けている店舗もあるという。

 営業時間は14時~翌2時。料金は、1時間コース=130香港ドル、 2時間コース=230香港ドル, 3時間コース=300香港ドル、3時間以上は1時間ごとに100香港ドル追加。23時~翌2時は、2時間コース=200香港ドル、3時間コース=250香港ドル。料金は釣り竿代と餌代込み。

●=人へんに老。

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