香港理工大学が経営し、2011年に開業して以来、さまざまな賞を獲得するホテルアイコン(17 Science Museum Rd, TST East)が12月1日から、ヤムチャと洋風デザートの組み合わせで、初めてアフタヌーンティーの提供を始める。
同ホテルの最上階に位置し、アジア17カ国・地域をカバーしたレストランガイドブック「ザ・ミーレガイド」の「2013年アジアベスト500レストラン」に掲載される中華料理「天外天」は、ビクトリアハーバーを望むことができる開放的なレストラン。同店でアフタヌーンティメニューを導入する。
今回の新メニューは「香港といえば点心、しかし見た目も味も良い洋風デザートも一緒に味わいたい」という顧客目線から考え出したアフタヌーンティーセット。「ビクトリアハーバーの景色もパノラマビューで楽しめるので、まさに一石三鳥」とホテル広報のエイミーさんは語る。
8種類の点心では、豚肉にカレイが入ったシューマイ「甫魚燒賣皇」や新鮮なカニ肉をふんだんに使ったパイ「葡汁蟹肉酥」、北京ダックからインスピレーションを受けて考え出し、油を控えるためフランス産カモ胸肉を使い、蒸したてのまんじゅうに挟んで提供する「●瑰煙鴨胸蝴蝶夾」など、小腹を「おいしく満たす」アフタヌーンティー本来の要素を持ちながら、ヘルシーさにも配慮もしたメニューの数々を並べる。点心の後の口直しとしては、蓮の実とユリ根入りアーモンドおしるこ「湘蓮百合杏仁茶」も「おすすめ」だ。
洋風デザートには、オリーブオイルで作った滑らかな生クリームが楽しめるロールケーキ「士多●梨欖油忌廉卷」や、一見普通のクレームブリュレに見えるクリのペーストでアクセントを付けた「栗子法式焦糖燉蛋」、トリュフを練り込んだチョコレートを小さな急須に入れてサプライズ感もある「松露朱古力」など、甘さを控えたデザート6種類を用意する。
アフタヌーンティーセットは488香港ドル(2人用)。12月にスタートし、週末と祝日のみ提供する。提供時間は15時~17時30分。
●瑰=●は王へんにぼくづくり。士多●梨=●は口へんに卑。