香港日清、フレンテと合弁会社設立-香港で「カラムーチョ」販売へ

日清湖池屋(中国・香港)のスタート商品は「激辣魔薯(カラムーチョ)」。チップスタイプとスティックタイプの両方を販売する

日清湖池屋(中国・香港)のスタート商品は「激辣魔薯(カラムーチョ)」。チップスタイプとスティックタイプの両方を販売する

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 日清食品ホールディングスは1月31日、傘下の香港日清がフレンテと香港で合弁会社「日清湖池屋(中国・香港)」を設立し、香港でスナック菓子事業を始めることを発表した。出資比率は香港日清=66%、フレンテ=34%。

同時に発売を開始する「激酸魔薯(すっぱムーチョ)」

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 日清香港は「出前一丁」や「合味道(カップヌードル)」などを中心にインスタントラーメン市場で圧倒的な地位を占め、袋麺は約6割、カップ麺は約8割のシェアを持つ。その強力な販売網を使い、スナック菓子を販売する。

 最初の販売品目として、「激辣魔薯(カラムーチョ)」と「激酸魔薯(すっぱムーチョ)」を展開する。香港日清によると「日本と同じ味のものをそのまま販売するのではなく、香港ローカルに受け入れてもらえるようあらためて商品開発をした」といい、「カラムーチョはスパイシーさのインパクトを強くした」という。

 同社とフレンテは 2011 年に業務・資本提携し、開発・マーケティング・調達・生産・営業などで協働を進めてきた背景があり、昨年初めより合弁に向けた話し合いを進めてきた。海外展開におけるシナジー効果、経済成長性、市場の潜在性等が見込めるという理由で、香港での合弁事業立ち上げに至った。 香港・マカオではスナック菓子市場が依然伸長していることから、同市場の食品カテゴリーで強い販売力とマーケティング力を持つ香港日清と、スナック菓子の開発力と製造ノウハウを持つ湖池屋を傘下にもつフレンテの強みを掛け合わせることで、香港・マカオにおけるスナック菓子市場を開拓したいとの考え。

 2月下旬には大手スーパー、コンビニエンスストアなど各店の店頭に並ぶ予定。

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