ワッフルスイーツで人気の台北の軽食カフェ「珈琲弄(Coffee Alley)」が香港・銅鑼湾にオープンして2カ月がたった。現在も毎日、行列ができている。
「香港にこうした軽食を提供するカフェがないから」と、台湾育ちの香港店オーナー何さんは、台北に6店舗ある「珈琲弄」をオープンさせた。香港店は内装からメニューまで全て台湾本店に近いイメージで開いた。席数は60席。シンプルさを重視した空間には木材や葉っぱが覆う一面の壁を設け、ラタン製の椅子などを置いて「のんびり過ごせる空間」に仕上げる。
同店の「人気」メニューは、定番の「草莓冰淇淋鬆餅(ストロベリーアイスクリームワッフル)」(HK$56)。小麦粉やミルク、卵の「黄金比率」を使った秘伝のレシピで焼き上げたワッフルは、表面がパリッとして、中身がふんわりしているのが特長。水を一切使わず、ほのかな香りが漂う。「5分内に食べないと、最高を味わえない」と何さん。
「御茶之水棉花糖冰淇淋(アイスクリームと綿あめ)」(HK$52)も人気メニューの一つという。山のように積み上げられた綿あめの下に、アーモンドとクルミがまぶされたバニラ味のアイスが隠れる。エスプレッソを上から注ぐことで、アフォガードのように仕上がる。
デザート以外では、サンドイッチや毎日限定で提供するスパイスの効いた牛バラのインドカレー「法國麺包佐珈哩牛●(ビーフカレーとバケット)」(HK$62)などの軽食も用意。ドリンクメニューでは、台湾産のキンカンやパッションフルーツに、オレンジやリンゴ、自家製のパイナップルシロップを加えた「冰鮮果茶(アイスフレッシュフルーツティー)」(HK$54)なども用意する。
営業時間は12時~23時(現在はトライアル期間中のため19時まで)。食事は1時間半の制限がある。平均待ち時間は約2時間。
(●はつきへんに南)