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無印良品ミラプレイス店、拡大リニューアル 初の試食ゾーンも

場所を移転してスペースも大きく拡大をした無印良品の新店舗

場所を移転してスペースも大きく拡大をした無印良品の新店舗

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 香港で20店舗近くを展開する無印良品は9月13日、尖沙咀のミラプレイス店(Shop B103-B115 & B131-B141, B1/F, Mira Place, 132 Nathan Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon、TEL 3971 3160)を移転し、拡大リニューアルオープンした。

初めて登場した試食エリア

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 モールの地下に移転した新店舗は2万4000平方フィート以上の売り場面積があり、ヘルシー料理を提供する「Cafe&Meal MUJI」を併設。衣料品、家具、ホームグッズ、パーソナルケア用品、食料品の既存コーナーに加え、「MUJI Labo」「MUJI Green」「MUJI CYCLE」を導入した。エコとリサイクルをテーマとして掲げる。

 人口密度の高い香港では、スペースを最大限に活用しながら、開放的で快適な住環境を作ることが重要。そのため、新店舗では、家具相談サービスを提供し、利用客は自宅の間取り図や寸法、写真を持参すれば、家具コンサルタントからマンツーマンのアドバイスを受けることができる。コンサルタントがスペースを最適化し快適でミニマルな住環境を実現するため、無印良品の家具や収納ソリューションを提案する。

 新店舗は、無印良品の哲学である「ナチュラル・シンプリシティ」を視覚的にも表現した。ペットボトルを再利用した透明パネル、タイルを再利用した床、木材を再利用した棚など、環境とリサイクルに配慮した素材を使う。「MUJI Green」として植物を環境デザインに取り入れ、香港の気候に適した観葉植物を室内栽培。「生活空間を無理なく緑化し、自然の風合いを加え、落ち着いた爽やかな雰囲気を演出する」という。

 初の試みとして試食ゾーンを開設。平日は12時~14時、17時~19時、土曜・日曜・祝日は15時~18時、無印良品の総菜、飲料、冷凍食品などを試食できる試みを始めた。毎日12時~20時、食品を温めるサービスも提供し、購入した食品をその場で楽しむことができるようにする。

 ウオーターステーションも設置。水筒を持参の利用客は、いつでも水を補充することができる。使い捨てのペットボトルの使用を減らすことで、「日々の生活で環境に優しい習慣を育むこと」を目的としたもの。セルフサービスのスペシャルティコーヒーを提供する「COFFEE STAND」を新設し、地元香港の業者から仕入れた焙煎(ばいせん)したての豆で、マシンでひいていれることができる。サステナビリティーを促進するため、「MUJI CYCLE」として店内にリサイクルボックスを設置し、紙、プラスチック、アルミ缶、ガラス、衣料品などを回収して再利用につなげる。

 併設する飲食店「Cafe&Meal MUJI」の店内は天然木とわらを使ったエコフレンドリーなデザインで、「山小屋のような雰囲気に仕上げた」という。新メニューのほか、朝食シリーズや和食の弁当も登場。朝食にはたっぷりと具材を載せたトーストを用意。焼きキノコとオクラや鶏と昆布のエッグサラダ(ハーフ=28香港ドル、1枚=38香港ドル)に加え、照り焼きチキンやサケのグリルに、総菜、米などをワンプレーとにした朝食セット(48香港ドル)なども。

 車エビと無印良品のパスタソースの組み合わせたメニューもある。紅ズワイガニ、イタリア産完熟トマト、生クリームを使った「Tiger Prawn Pasta with Red Snow Crab & Tomato Cream Sauce」(138香港ドル)は、同店限定で提供する。

 店内で販売する新商品の中で、香港人に注目が高いのが、アイスクリームの新フレーバー。もともと香港で初めて開発・製造したアイスクリームシリーズに新しいフレーバー「ピスタチオ」(20香港ドル)が登場した。ほかにも、プロバイオティクス配合グミやハーブグミ(15香港ドル)も、さまざまなフレーバーを新商品として並べる。

 営業時間は11時~21時30分(Cafe&Meal MUJIは8時~)。

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