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香港・中環に「Solstice」 レストランとクッキングスタジオを併設

「Solstice Culinary Space」のコンテンポラリー韓国ダイニング「SOL Restaurant」のシグニチャーメニューのひとつ

「Solstice Culinary Space」のコンテンポラリー韓国ダイニング「SOL Restaurant」のシグニチャーメニューのひとつ

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 2つのダイニングと料理教室を融合した食の拠点「Solstice Culinary Space」(5 & 6/F, 8 Lyndhurst Terrace, Central)が8月、香港・中環の擺花街にオープンした。経営は香港を拠点とするZS Hospitality Groupがてがける。

ミシュラン星付きシェフが企画・監修する「Solstice Cooking Studio」

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 同施設は「Solstice Cooking Studio(ソルスティス・クッキングスタジオ)」と2つのレストラン「SOL Restaurant(ソル・レストラン)」「Uncle Quek(アンクル・クエック)」の3つのゾーンで構成する。

 ZS Hospitality Groupは、広東料理店「営致会館(Ying Jee Club)」や韓国料理店「Hansik Goo」など、香港で複数のミシュラン星付きレストランを展開する企業。グループ名は、中国文化で台所をつかさどる神「●神(Zao Shen)」に由来している。

 施設名の「Solstice」は、年に2回、太陽の赤道面からの距離が最大となる「至(夏至・冬至)」を意味する。自然の変化や成長を象徴し、アジアでは食を通して季節の節目を祝う時期である「至」の本質にインスピレーションを受け、「新進気鋭の才能を育成し、アジアの食文化をたたえ、ガストロノミー(美食)への深い理解を促進する」ことを目的とした同施設の名前と冠したという。

 インテリアデザインは、北欧の建築デザイン事務所「Snohetta(スノヘッタ)」が手がけた。冬至をイメージした料理教室エリアは木炭灰や藍色の落ち着いた色調でまとめ、夏至を象徴するレストランエリアは自然光を取り入れた温かみのある大地色で構成。太陽と月をモチーフにした照明装置を空間の両端に配し、「昼夜の交錯」を表現した。

 「Solstice Cooking Studio」は、ドイツの厨房機器メーカー「Gaggenau」製の高級調理機器を備えたクッキングスタジオ。ミシュラン星付きシェフが企画・監修し、韓国料理、東南アジア料理、広東料理など、多彩な料理ジャンルを対象とした料理教室や、ゲストシェフを招き特別クラスも開講する。

 コンテンポラリー韓国ダイニングの「SOL Restaurant」は、ミシュラン星付きレストランで多くの経験を積んだ2人の韓国人シェフ、GwanJu KimさんとKylie Yangさんが指揮を執る。ランチは388香港ドルから、ディナーは888香港ドルからのコースを用意し、「韓国料理の伝統と西洋の調理方法を融合させた現代的な韓国料理」を提供する。

 レストラン「Uncle Quek」は東南アジア料理をメインに据えたカジュアル業態とした。同社の星付きシンガポールレストラン「Whey」ヘッドシェフのバリー・クエックさんが、「ホッケンミー」「サンバルロブスターバインミー」「シリアルフライドチキン」など、シンガポールや東南アジアの家庭料理を現代的にアレンジしたメニューを提供する。一日を通して気軽に利用できるよう、ランチセット(158香港ドル~)やアフタヌーンティー、ハッピーアワーなども用意する。

 レストランの営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。日曜定休。

 ●=火へんに土。

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