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香港・尖沙咀に「キンプトンホテル」 同ブランド世界最大規模で香港初進出

全495室の「キンプトン尖沙咀香港」、部屋にはバスタブが窓側に設置されたところも

全495室の「キンプトン尖沙咀香港」、部屋にはバスタブが窓側に設置されたところも

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 アメリカ・サンフランシスコ発のラグジュアリーホテルブランド「Kimpton(キンプトン)」が9月15日、香港で同ブランド初となるホテル「キンプトン尖沙咀香港」(11 Middle Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon Hong Kong, Hong Kong)をオープンした。キンプトンは世界各地の都市で75以上のホテルと100以上のレストラン、バー、ラウンジを運営しており、日本にも2020年に初進出を果たしている。

ビクトリア・ハーバーを一望できる屋上のプールとプールサイドのバー

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 「キンプトン尖沙咀香港」は25室のスイートルームを含む全495室の客室を擁し、同ブランドで世界最大規模のホテルとなる。尖沙咀の尖沙咀K出口を出てすぐの一等地に位置するため、客室のほか、ボールルームや多目的会議室などからビクトリア・ハーバーの眺望を楽しむことができる。

 キンプトンホテルは「no two properties are alike(同じホテルは二つとない)」という理念の下、「洗練された遊び心あるデザイン」「温かみのあるおもてなし体験」を提供しており、キンプトン尖沙咀香港では「香港のダイナミックな精神を体現し、前衛的なデザインと地元文化の豊かさを融合させている」という。

 客室では、窓側に浴槽を設け、ビクトリアハーバーを眺めながらゆったりと風呂につかれるように設計したほか、ダイソンのドライヤー、チボリオーディオ (Tivoli Audio)のスピーカーを採用。アメニティーには香港初のカフェ・ライフスタイルブランド「Elephant Grounds(エレファント・グラウンズ)」のドリンクをそろえるなど、「細部にまで地元文化の豊かさを取り入れた」という。

 ダイニングは広東料理、カフェ、バーなど5つを用意。「Birdsong(バードソング)」は、朝はコーヒー、夜はドラフトビールや個性派ワインを提供するカフェ。「Hillside(ヒルサイド)」は広東料理をモダンなスタイルで提供するダイニングレストラン。「Swim Club(スイムクラブ)」は南カリフォルニアを思わせる雰囲気の中で異国情緒あふれるカクテルを提供するプールサイドのルーフトップバー。「High Dive(ハイダイブ)」は8席限定で、スピリッツやカクテルをバカラクリスタルで提供する。「JIJA」はミシュランの星を獲得したVicky Lau(ヴィッキー・ラウ)シェフによるシグネチャーレストラン。

 ゼネラルマネジャーは18年にわたりキンプトンに在籍し、アムステルダム、バルセロナ、ロサンゼルスなどでブランドの立ち上げに従事したMike Robinson(マイク・ロビンソン)さんが務める。「私たちはキンプトン香港を、文化を軽やかに行き来し、洗練されたデザインを愛し、本物のつながりを大切にする『モダンなテイストメーカー』のために構想した」と話す。

 同ホテルが位置する場所は元々、香港のマリナーズクラブが保有する宿泊施設「海員之家」だった。1967年に開業した同施設の老朽化が進み再開発の必要性が高まる中、2018年に香港のデベロッパー帝国集団(Empire Group)が再開発契約を締結。建物の低層階にはマリナーズクラブの新施設、その他のフロアにキンプトンホテルが入居する形で再開発を進めてきた。

 新たな建物は50階建ての高層ビルとなり、尖沙咀エリアに新たなランドマークが誕生した。

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