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SOHOの人気イタリアンが中環に移転オープン 新シェフ招く

見た目も鮮やかにプレートを彩るメニューの数々

見た目も鮮やかにプレートを彩るメニューの数々

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 SOHOにあったイタリアンレストランCECCONI’Sが7月6日、中環の舊中區警署(Central Police Station)の向かいに移転オープンした。(2/F., 77 Wyndham Street, Central, Hong Kong Tel:2565 5300)。

シンプルにまとめられた店内の様子

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 今回の移転に伴い、シェフにオーストラリア人のマイケル・フォックス・エグゼクティブシェフが着任したが、フォックス・シェフはオーストラリアで修業した後イギリスに渡った。ミシュラン2つ星レストランで働きキャリアを重ねた後、母国のオーストラリアに戻り、2009年にメルボルンにあるCecconi’sのスーシェフとなり、違うレストランに移籍したこともあったが、その間にも腕が評価されてオーストラリアでいくつかの賞も受けた。今回、香港のCecconi’sが移転することになり香港で働く機会を得たという。

 「地元オーストラリアとヨーロッパで働いてきたので、アジアで働くのはチャンレンジ」と話すマイケルさん。「香港人は食の知識も豊富なので、中途半端な料理は出せない」とも。「幸い、日本産の魚は朝注文したものが空輸でその日の夕方に届くので、そうした状況を踏まえながら料理作りをしていきたい」と話す。

 店舗面積は約1200平方フィート、席数は70席。室内は白を基調に黒や茶色をテーブルなどに使い効果的なコントラストにすることでクラシックな雰囲気を演出。太陽光をたくさん取り入れた造りで明るい店内に仕上げた。店の一角にはカウンターバーもあり、夜はバー併設のレストランとなる。窓側のテーブルからは舊中區警署が目の前にあるほか、周辺の道路はクラブやバーが並んでいるため、同エリアならではの夜のにぎわいを眼下に食事を楽しむことができる。

 メニューは、エントリー6品、パスタ7品、メーン6品、サイド6品、デザート5品、チーズ5品を用意し、厳選したメニューを提供することで客に迷いを与えないようにしているという。

 エントリーでは「Yellow tail ceviche, fennel, orange, coriander」(158香港ドル)がお薦めという。日本産ハマチの刺し身の上にオレンジを添え、ほんのりとした酸味を感じさせながらも、コリアンダーがアクセントとなっている。人気のパスタメニュー「Asparagus tortellini, mushroom, aged parmesan」(198香港ドル)は、器に添えた白い泡が存在感ある脇役で、特別な製法で泡立てたチーズとなっている。パスタには刻まれたアスパラガスを練り込み、パルメザンチーズを使って上品な味に仕上げる。人気のメーンメニュー「Free-range pork, crispy belly, eggplant agrodolce, sage」(218香港ドル)は、ほんのり塩味が効いた豚肉のグリル料理で、シンプルに焼き上げる。口の中でパリッとしっかり音がする食感の腹肉も添える。

 人気のデザートは「Blood orange parfait, pistachio cake, white chocolate」(88香港ドル)。オレンジのシャーベット、冷えたホワイトチョコレート、ピスタチオのケーキの3つがセットになっている。ワインは白、ロゼ、赤合わせて24種類。グラスワインは68・78・82香港ドル、ボトルワインは280~1220香港ドルを各種取りそろえる。

 営業時間はランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。

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