中環から金鐘の間に位置するハチソンハウス(Shop 16-21, G/F., Hutchison House,10 Harcourt Road, Central Tel: 2516 6166)に11月2日、イタリア各地の食材を使い、本格的なイタリアンをカジュアル提供する「Osteria Felice」がグランドオープンした。
日本語で居酒屋を意味するオステリアに、幸せな状態を表すフェリーチェの名前の通り、ビジネス街にありがながらも近所の人たちが気軽に集まれるような空間を目指しデザインされた。店内には世界中の人々の笑顔の写真が掲げられている。古き良きイタリアの街とモダンさを混在させ、壁には杉綾模様をあしらいながらも、幾何学模様を施したり、鉄の手すり、ガラスの仕切りなどコンテンポラリーな要素を散りばめたりする。
メニューは、イタリア各地に伝わるそれぞれの伝統的な手法を使い、季節ごとに旬なものを取り入れて提供する。トスカーナ州シエナ地方の稀少な豚「チンタ・セネーゼ」のハムは、通常のプロシュートよりも脂肪分は少なく、イベリコ豚より高額で取引されるという。香りが強いため、モッツアレラやブラータチーズを添える。モッツアレラとブラータだけでピザ、パスタなど同様に一つの項目になるほどチーズにこだわり、モッツアレラにフレッシュサラミを添えた「Buffalo Mozzarella &Flesh Salami」(165香港ドルや)、袋状の巾着にナイフを入れるとクリーミーなチーズが出てきて、添えられたキャビアと一緒に食べる「Burrata& Ostera Caviar」(228香港ドル)など11種をメニューに並べる。
スロークックも特徴の一つで、調理されたタコ「Grilled Octopus」(165香港ドル)は、同じくゆっくりと調理されたジャガイモにサラミペースト、アクセントにセロリのみじん切りやハーブを添えて提供する。
高温の窯で焼くピザはナポリピザで香ばしさとモチモチ感が味わえ、1分で焼き上げる窯を導入した。チーズを使わないピザは「Marinara」(158香港ドル)で、トマトベースにイタリア産のアンチョビやオリーブ、ケッパーにオレガノやバジルなどのハーブを加えて焼き上げたもの。定番の「Margerita」(148香港ドル)や「Quwattro Funghi」(168香港ドル)など全部で12種類をオーダーできる。
ドリンクの中でも同店が得意とするものはマティーニ。ジン、ウオツカともに、それぞれ7種類の中から選ぶことができ、仕上がりもドライマティーニだけでなく、ウエットやエクストラドライなどから選択する。見た目や飾りも好みに合わせて注文でき、記入したマティーニ―オーダー用の専用紙にサインを入れてバーカウンターで作ってくれる。ワインも世界各地からグラスで楽しめるものも数多く揃えた。バーコーナーは5時~9時、ハッピーアワーとなり、スナックを無料で提供する。
営業時間は、レストランエリア=ランチ11時30分~15時・ディナー18時~23時、バーエリア=11時30分~深夜。