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日本のデザインの「今」を香港で 「日本のグラフィックデザイン」開催

日本のデザインの「今」が香港で初めて展示される

日本のデザインの「今」が香港で初めて展示される

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 クリエーターの活動を応援し、香港のデザインハブとしての役割を勤める中環(Central)の「元創方(PMQ)」(35 Aberdeen Street, Central, Hong Kong)の2階展示室「QUBE」で9月13日、PMQと日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)による初めての展示「Graphic Design in Japan 2019 (Hong Kong Edition)」がスタートした。

亀倉雄策賞を受賞した色部義昭さんの作品

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 JAGDAは日本のデザインシーンの「そのとき」を残し、全国のデザイナーが1年間に取り組んだ優れた仕事の集大成を掲載するため、会員がアートディレクションを行う年鑑「Graphic Design in Japan」を発行し、その作品展も毎年開催している。同展は2019年6月~8月、東京ミッドタウン・デザインハブで開催した年鑑作品展「日本のグラフィックデザイン2019」の香港巡回展で、300点以上の作品を紹介している。今回の展示に含まれるのはパッケージデザイン、ブックデザイン、新聞広告や空間グラフィック、映像デザイン、ロゴデザイン、コーポレート・アイデンティティーまで幅広いデザインの仕事を垣間見ることができる。JAGDA賞、JAGDA新人賞などを受賞した永井一正さん、菊地敦己さん、葛西薫さん、渡邊良重さん、佐藤卓さん等の作品と亀倉雄策賞を受賞した色部義昭さんの作品なども紹介。亀倉雄策賞は、JAGDAの初代会長を務めた亀倉雄策さんの業績をたたえると同時に、グラフィックデザインのさらなる発展を目指して遺族の寄付により設立された賞。年齢やキャリアを問わず、全ての年鑑出品者を対象とし、その年、最も輝いた作品とそのデザイナーに贈られている。

 2019年度の受賞者である色部義昭さんはロゴデザインやパッケージデザインから、美術館などのサイン計画まで幅広く手掛けるアートディレクター、グラフィックデザイナー。今回受賞したのは大阪市高速電気軌道・地下鉄のコーポレート・アイデンティティー計画「Osaka Metro」のプロジェクト。色部さんが新しくデザインしたロゴにはメトロのMをスパイラルなデザインで描き、大阪の「O」を表現して街の活気を表すと同時に、メトロという常に運転を続けるバイタリティーもこのデザインに内示しているという。9月20日19時30分~21時、色部さん自身が来港し、講演を行うほか、期間中はポスター制作のワークショップや展示のガイド付きツアーなどを行っている。

 開催時間は11時~20時。入場無料。今月29日まで。

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