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香港に「新しい」美術館誕生 西洋絵画の巨匠の作品を3Dプリントや複製画で

今回展示されるのは「睡蓮」の複製画を含む30点

今回展示されるのは「睡蓮」の複製画を含む30点

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 香港島南部の黄竹坑に3月23日、高品質の複製画や最新技術を用いた展示で西洋の古典的絵画を紹介する私設美術館「Metropolis Museum」(17/F, Genesis, 33-35 Wong Chuk Hang Road, Hong Kong)がオープンした。現在、印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの作品を展示する「Monet, Perception of Light and Colour」を開催中だ。

 同展示では3Dプリンティングで再現した作品、プロが手描きで仕上げた高度な複製画、AR技術を取り入れ投影する作品などで「新しい美術館体験」でモネの作品30点を紹介。最新の技術で光の魔術師と呼ばれるモネのスタイルとテクニックに迫り、モネの代表作である「睡蓮」シリーズや「積みわら」などが手描きで再現されているほか、「荒海」「ジャン=ピエール・オシェドとミシェル・モネがエプテ川のほとりで」はカナダ・ナショナル・ギャラリーから貸し出されたものを3Dプリントし、鮮明な色合いを実現した。モネの代表作をたどることで、モネの作品を包括的に学べる展示となっている。

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 今年は中止になりオンラインビューのみ公開された「アート・バーゼル香港」の開催や国際的なアートギャラリーの香港進出によって現代アートに触れる機会が多い一方で、古典的な西洋絵画に触れられ機会は限られている香港。このような「アート格差」を埋め、「パリジャンがルーブルに行くように、香港でも西洋の古典的な名画を気軽に鑑賞できる場所を」とオープンしたのが同館だ。オーナーのバネッサ・ロビンさんは3Dプリントがオランダのゴッホ美術館やイギリスのテートなどの名だたる美術館で取り入れられ、販売されていることを例に美術館がより民主化しているトレンドを指摘する。「さまざまなメディアを取り入れた美術館体験によって、実際に作品を目にし、絵画についてより多く学んでほしい」と、この新しい試みについて語る。

 アート教育をミッションに掲げる同館ではワークショップの開催にも精力的に取り組む。2歳児から参加できる子ども向けのワークショップでは様々な道具や画材を使ったアート創作を通じて運動能力の発達とクリエーティビティーの開発などを目指す。大人の初心者向けのワークショップでは色使いのセオリーや絵画のテクニックなど基本の構築に焦点を当てる。同館のウェブサイトからワークショップへの申し込みが可能だ。

 開館時間は10時~19時。入館料は、大人=100香港ドル、学生・高齢者=60香港ドル。展示「Monet, Perception of Light and Colour」は9月5日まで。

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