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香港の新型コロナ対策、外食は22時まで 政府補助第3弾は縮小の見込み

感染者数は落ち着いてきたものの、まだ多くの措置が残る香港

感染者数は落ち着いてきたものの、まだ多くの措置が残る香港

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 香港政府は9月2日、新型コロナウイルス対策について発表し8月28日から行われていた飲食店内の食事について22時までに緩和することなどを発表した。併せて全香港市民を対象にした任意の新型肺炎の検査について12万8000人分の検体検査が終了し6人が陽性だったことを明らかにした。

 3日現在、累計感染者数が4839人、死亡者は92人、回復者4431人、新規感染者は8人となっている。香港政府は7月からの感染拡大基調だったが、外食について厳しい規制を敷き、多業種に渡って一時閉鎖を行った結果、明確に感染拡大が落ち着いてきた。そこで香港政府は規制の緩和を始めている。

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 飲食はこれまで5時~21時だったが1時間遅くし、22時まで店内で飲食することを可能とした。22時~翌5時は従来通り、店内での飲食は禁止となる(テークアウトは可能)。テーブルの距離を1.5メートル離すこと、検温、消毒、マスク着用、テーブル1卓当たり2人、収容できる客数は総座席数の50%は従来と同じままだ。

 前回は映画館、美容院、一部の運動場について営業再開を認める決定をしたが、今回はジム、公衆娯楽場、マッサージ、美容院、クラブハウスなどが再開となる。再開には細かな規定を設け、ジムは機材とクラスでの人の距離はそれぞれ1.5メートル離し、1クラス当たり最大4人とする。マッサージやエステの店はフェースマスクまたは眼鏡、マスクを着用し、接客終了ごとに交換するなど徹底する。体育施設は、テニス、ゴルフ場などの屋外は1グループ当たり最大で2人だが、バドミントン、卓球などの屋内の場合は1グループ当たり最大で4人までで、公共の場での集まりは最大2人となっているが例外的に多く認められた。

 一方、ゲームセンター、サウナ、バー、パブ、ナイトクラブ、カラオケ、マージャン、スイミングプールは依然として一時閉鎖のまま。公共の場での集まりは最大で2人、公共の場でのマスク着用義務も継続する。これらの政策は9月10日まで有効としている。

 コロナ対策でさまざまな補助を行う「防疫抗疫基金」について、現在は第2弾の雇用助成金を受け付けている。既に第3弾についての計画も進められている。香港政府のみならず、日本、欧米など世界各国の政府は財政バランスをある程度無視した大規模な支出が行われた。潤沢な財政余剰金を持っていた香港政府も財政的に厳しくなってきたため、次の補償はこれまでよりも縮小されたものになりそうだ。

 無症状の感染者を発見して感染経路をより断つために、9月1日、感染の有無の無料検査を市民に提供する「普及社區檢測計劃(Universal Community Testing Programme)」が始まったが、9月3日13時時点で88万人が予約し37万人分の検体を採取した。同日14時現在で12万8000本の検査が終了し、そのうち6人が陽性反応を示した。ただし、そのうち4人は感染力を示す「病毒数値(CT value)」が低い数値であったことから相手に感染させる確率は低いとしている。

 10月1日の国慶節のビクトリアハーバーでの花火大会は中止となった。公務員の在宅勤務は既に24日から縮小され通常業務へと踏み出しているが、学校については9月1日、オンラインで新学期が始まった。今月23日には幼稚園のK3(年長に当たる)、小中学校の1、5、6年生の通学を再開し、29日には幼稚園のK1、K2(年少に当たる)、小中学校2~4年生が復学となる。ただし、半日ののみ登校で、残りはオンラインで行い昼食は家で食べる形を取る。

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